【FEH】『ファイアーエムブレム ヒーローズ』売上が4億ドルを突破、任天堂スマホ事業を牽引


 

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が、任天堂のスマホ事業を牽引しています。調査会社 Sensor Tower の統計によると、2017年2月に配信された同タイトルは、それから1年間で約3億ドルを販売。現在ではさらに1億ドルを上乗せし、累計4億ドルに到達しました。

任天堂は『ファイアーエムブレム ヒーローズ』の他に『スーパーマリオ ラン』と『どうぶつの森 ポケットキャンプ』を現在モバイル向けに配信中。ただ収益の多くは『FEH』から発生しています。

買い切り型の『スーパーマリオ ラン』は頭打ちとなっていて、7月末までの販売金額は推定6400万ドル。『どうぶつの森 ポケットキャンプ』は基本プレイ無料でアイテム課金形式をとっていますが、その売上は4200万ドルにとどまっています。

『FEH』のプラットフォーム別の売上比率は、Google Play (Android) が52%、App Store (iOS) が48%とほぼ半々。

地域別では日本が最も多く56%を占めてます。2位は米国で31%でした。累計ではこの2か国で9割近くを占めている状況です。『FEH』は徐々に海外での提供地域を拡大。そのことから、売上高の海外比率が徐々に高まっているという報告も、任天堂からありました。日米で売上の殆どを占めているという状況も、今後は変わってきそうではあります。

Sensor Tower はまた、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が任天堂スマホ事業に、安定した収益をもたらしていると指摘。ローンチ以来平均して月2,000万ドル以上を売り上げており、2018年6月はその平均を上回る2,300万ドルを販売。この数字は配信開始からこれまでの間で2番目に好調な月間売上だということです。

スマホ事業を年度1000億円規模の売上に成長させることを、1つの目標に掲げている任天堂。2018年3月期は前期比62%増の393億円を販売しました。2018年4-6月は新作投入が無かったことから、伸びはほとんどなく0.4%増の90億円。今後、オリジナル新作の『ドラガリアロスト』や『マリオカート』シリーズ初のスマホタイトル『Mario Kart Tour』の配信が予定されていて、スマホ事業のビジネス拡大が期待されます。


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