【NPD】2020年4-6月の米ゲーム産業は第2四半期として過去最大の116億ドル、巣ごもり需要で人気あつまる


あつまれ どうぶつの森

 

NPD グループは現地時間 8 月 10 日、2020年第2四半期(4-6月)における米国ゲーム産業の市場規模が、第2四半期として過去最高となったと発表しました。

報告によると2020年第2四半期の総支出額は116億ドル。2019年の同時期を30%上回りました。109億ドルを記録した2020年第1四半期(1-3月)と比べても7%拡大しました。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が続き、以前のような自由な外出が制限されるなか、屋内で手軽に楽しめる娯楽としてビデオゲームの人気が高まっています。

今回のレポートはモバイル市場も含んだものとなっており、毎月報告されているレポートよりもコンテンツ売上高が非常に大きくなっています。

ゲームコンテンツ(ゲーム本編、モバイル、サブスクリプションを含む)の売上高は102億ドル。前年同時期と比べ28%増加しました。

第2四半期の好調な売上の牽引役となったのは、任天堂の『あつまれ どうぶつの森』や Activision Blizzard の『Call of Duty: Modern Warfare』『Call of Duty: Warzone』『キャンディークラッシュ』『キャンディークラッシュソーダ』、PSを代表するRPGのリメイク第1弾『ファイナルファンタジーVII リメイク』、Take-Two/Rockstarの『Grand Theft Auto V』、『マリオカート8 デラックス』『Minecraft』『NBA 2K20』『ポケモンGO』『The Last of Us: Part II』など。

ハードウェアの売上は8億4,800万ドル。Nintendo Switch に加え、2020年末に予定される世代交代を控え勢いが落ち着いていた PlayStation 4 / Xbox One も好調を維持し、前年同期比で57%増加しました。

周辺機器・アクセサリ類は50%増加して5億8,400万ドルでした。家族や友人とマルチプレイを楽しむためのコントローラーやヘッドセット、ステアリングホイールなどがこのカテゴリーに含まれます。毎月の月間レポートで含まれるゲームカード(プリペイドカード)は今回含まれていません。

2020年4-6月 米国ゲーム産業の市場規模

  • コンテンツ : 102億ドル(前年同期比+28%)
    ※パッケージ版ソフトおよびデジタル販売(コンソール、PC、モバイル)、サブスクリプションを含む
  • ハードウェア : 8億4,800万ドル(+57%)
  • 周辺機器・アクセサリ類 : 5億8,400万ドル(+50%)
    ※ゲームカードを含まず
  • 総支出額 : 116億ドル(+30%)

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