任天堂の人気シミュレーションRPG(ロールプレイングシミュレーション)『ファイアーエムブレム』を題材とするモバイル向けゲームアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』。2017 年 2 月から配信がスタートした、任天堂としては長期に運営が続けられているタイトルです。
Sensor Tower のトラッキングデータによると、このモバイル向けスピンオフタイトルの累計売上が2022年6月末までに世界10億ドルを突破。任天堂のモバイルゲームアプリとして初めて大台に到達したタイトルとなり、モバイル事業の売上高全体の 54.5% を占める稼ぎ頭となっています。
2位は『マリオカート ツアー』で2.82億ドル、3位『どうぶつの森 ポケットキャンプ』は2.816億ドルで続いています。
一方でダウンロード数で見ると『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は1,780万回で4位。1位の『スーパーマリオ ラン』は3.1億回、2位『マリオカート ツアー』は2.27億回でそれに続いています。4位『どうぶつの森 ポケットキャンプ』は6,540万回。
2022年第1四半期(4-6月)も、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は引き続き任天堂のモバイル事業を牽引。新規ダウンロード数は12万ほどと頭打ちですが、売上は 2,900 万ドル超で任天堂モバイル事業の過半数を占めました。高い人気を維持する同作はこの四半期にSRPGとして世界 18 位の人気だったそうです。『モバイルレジェンド:アドベンチャー』や『ポケモンマスターズ EX』を上回っているとのこと。
売上の5割超は日本市場から(54%)。つまり残りは海外市場から。家庭用ゲーム機向けの本編シリーズが海外でブレイクしたように、モバイルアプリも海外で一定の存在感を示しています。