2012年12月分の販売データとあわせ、NPDから年間トップ10も発表されています。2012年のアメリカ市場で最高セールスを記録したのは、UK市場を制した『Call of Duty: Black Ops 2』でした。昨年トップの前作『Modern Warfare 3』も8位にランクイン。
英米で初日650万本以上を売り上げた怪物タイトルがアメリカ市場も制しました。12月の月間トップ10に入っているタイトルが多く含まれており、年末需要の大きさを物語ります。
またアメリカ市場の特徴を示すように、年間でも『Madden NFL 13』『NBA 2K13』『FIFA 13』とスポーツタイトルが3作ランクイン。『Just Dance』もまだまだ人気。
任天堂タイトルは2年連続で年間トップ10入りを逃しています。
2012年 NPD年間チャート
- Call of Duty: Black Ops 2
- Madden NFL 13
- Halo 4
- Assassin’s Creed III
- Just Dance 4
- NBA 2K13
- Borderlands 2
- Call of Duty: Modern Warfare 3
- Lego Batman 2: DC Super Heroes
- FIFA Soccer 13
年間の市場規模は、前年比22%ダウンの132.6億ドルでした。ハードは27%ダウンの40.4億ドル、ソフトも22%ダウンの70.9億ドルでした。
周辺機器市場は『Skylanders』関連アイテムが貢献したものの8%減の25.1億ドルとなっています。
縮小理由として、新規IPやタイトル数そのものが前年比29%も減少している事が挙げられています。タイトル数減分は、販売されたタイトルがある程度吸収しているのの、本数では8%、売上高も11%に止まり、補いきれていません。
また12月の例で見ると『Call of Duty』や『Skylanders』、『Assassin’s Creed III』『FIFA』など著名のビッグタイトルに売上が集中しており、中堅層が苦戦している点も指摘されています。