2013年NPD米市場アニュアルレポート、次世代機発売も市場規模は2%ダウン。ソフトは『GTA5』がトップ、任天堂は3年連続でトップ10入りならず


 

2013年12月期の月次販売レポートと合わせて、2013年年間のアニュアルレポートもNPDから報告されており、数々の記録を打ち立てた『GTA5』が『CoD』シリーズを止め年間首位になったことなどが明らかになりました。


2013年通期の市場規模は、前年比2%ダウンの129億7,000万ドルでした。ハードウェア市場の売上は、Xbox OneやPlayStation 4といった次世代機、またNintendo 2DSのリリースによって前年比5%増の42億6,000万ドルに。しかしながら、ソフトウェア市場は61億2,000万ドルと9%ダウンしました。

『Skylanders』や『Disney Infinity』用トイ、オンラインストア向けのプリペイドカードを含む周辺機器・アクセサリ類は、前年比3%増の26億ドルでした。

次世代機も発売され盛り上がったハード市場、販売台数トップはニンテンドー3DSでした。

『CoD』シリーズを止めた『GTA5』

2009年から4作連続で年間トップを続けていた『Call of Duty』シリーズですが、2013年は『GTA5』にその座を譲っています。『Ghosts』自体がこれまでほどの勢いではなかった事もありますが、歴代最高の初動記録など数々の売上記録を塗り替えた『GTA5』が相手では分が悪すぎました。

とはいえ、『CoD: Ghosts』は12月1位、年間2位に入り、前作『Black Ops II』も年間7位に入るなど、依然として人気シリーズであることを示しています。3位はシリーズ25周年記念タイトル『Madden NFL 25』、4位『Battlefield 4』、5位『Assassin’s Creed IV: Black Flag』が続いています。

10位には関連トイの売上も好調な『Disney Infinity』が入りました。

『とびだせ どうぶつの森』や『ポケットモンスターX・Y』、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』などビッグタイトルを次々発売した任天堂ですが、3年連続でトップ10入りを逃す結果となっています。

2013年 年間トップ10

  1. Grand Theft Auto V(360, PS3)
  2. Call of Duty: Ghosts(360, PS3, Xbox One, PS4, PC, Wii U)
  3. Madden NFL 25(360, PS3, PS4, Xbox One)
  4. Battlefield 4(360, PS3, Xbox One, PS4, PC)
  5. Assassin’s Creed IV: Black Flag(360, PS3, PS4, Xbox One, Wii U, PC)
  6. NBA 2K14(360, PS3, PS4, Xbox One, PC)
  7. Call of Duty: Black Ops II(360, PS3, Wii U, PC)
  8. Just Dance 2014(Wii, 360, Xbox One, Wii U, PS3, PS4)
  9. Minecraft Xbox 360 Edition(360)
  10. Disney Infinity(360, Wii, PS3, Wii U, 3DS)

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