最近はめっきり少なくなってしまった、ファンタジーな箱庭系のアクションアドベンチャー『Disney Epic Mickey』(ディズニー エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~)。ディズニーにあまり詳しくないのにもかかわらず、E3 2010で発表された時から期待していましたた。ダークな世界観や、海外らしいグラフィックの色遣いも非常に好みでね。
オリジナルでは不評だったカメラワークを、日本版では任天堂が調整するということもあって、さらに期待が膨らんでいました。今回は発売日からちょっと遅れて購入して、数時間遊んでオズ・タウンまで到着した段階での感想です。
ディズニー、ミッキー関連に詳しいとは言えないので、アクションゲーム好き目線で。うん、なかなか悪くない出来ではあるものの、絶賛するところまではいかないかなあ。コアなファンならクラシックなキャラクターの登場で評価が変わってきそうですが。
まー、かなり待っていたこともあって、期待が大きくなりすぎた感じ。
ステージ間の移動では、過去作品をモチーフとしたサイドビューのステージが用意されているものの(これは雰囲気いい!)、プレイヤーの腕でステージを攻略していく、マリオのようないわゆるアスレチックアクションゲームではありません。
ペイントやイレーサーを使った謎解きやクエストがメインとなる、アドベンチャーよりなゲーム。それにしては、ちょっとヒントが出過ぎで自分で考える部分が少なめかな?と思うこともあるけど。対象ユーザー年齢が低めなのかな。
でもステージを散策して隠されたアイテムを探したり、クエストを埋めていくのは、このゲームに限った話じゃないけど、安定した面白さがあってよいです。コンセプトアートとか、コレクトしていくと昔のショートムービーとかレアなものも見られるし。
ミッキーとオズワルド絡みのストーリーも気になります。昔のキャラがミッキーと再会して喜んだりするんだけど、肝心のミッキーは覚えていなかったりで切ない。導入が終わって、ようやく本格的にストーリーも動き出していくのかなというところ。
マリオやゼルダにインスパイアされて制作された本作ですが、ローカライズやカメラ調整に留まらず、任天堂が開発初期からもっと深く関わっていたら、かなりいい作品になっただろうになー。ポインタの動きとか、カメラの件も完全に克服したとは言えず。色々と惜しいんですよね。もったいない。
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