2016年の夏からサービスがはじまった、ポケモン×Nianticの位置情報ゲーム『Pokémon GO』(ポケモンGO)。やや落ち込んだ時期もありましたが、この 4 年の間全般的には高い人気を維持し、一過性のブームというよりすっかり定着した感があります。
Sensor Tower によると、2020 年 10 月までの収益は 10 億ドルを突破。過去最高の 1 年をさらに更新しています。2019 年の同時期と比較して 30% 以上、年間と比べても 2020 年はすでに 11% 上回っています。
過去最高の 1 年を更新
COVID-19、新型コロナウイルスの世界的な流行に見舞われた 2020 年、世界の多くの都市でロックダウン(都市封鎖)など厳しい外出制限、あるいは外出禁止措置が敷かれました。
スマホを持って外に出かけて、歩いて遊ぶことを前提に設計されている位置情報ゲームを、コロナ禍でどう遊んでもらうか。
Niantic は自宅に居ながらでも『ポケモンGO』を遊べるようにステイホーム機能を実装。また従来どおり外に出て遊ぶ際にも、あまり長距離を必要とせずに遊べるよう特別措置を講じました。
自宅でも遊べるようになったことにより、他のゲームと同じように巣ごもり需要を捉え、売上が増加。ローンチ以来初めて年間収益が10億ドルを突破しています。
累計 40 億ドルを突破
これまでの世界累計は約 42 億ドル。米国が最も多く 36.3%、15 億ドルを占めています。ついで日本が 13 億ドル(31.3%)、3 位はドイツで 2 億 3,860 万ドルだということです。
プラットフォーム別では Android が多くなっていて、Google Play からの収益が 22 億ドル(53.4%)。iOS の App Store からの収益は 19 億ドル(46.6%)でした。