当面の目標売上1,000億円へ向けてモバイル事業の活性化を図る任天堂。2019年Q1(1−3月)は2016年に本格的にモバイルでビジネスを開始して以来、過去3番目に好調な四半期となったようです。
Sensor Towerの調査によると、任天堂は2019年Q1に8,500万ドルを販売。8,000万ドルだった2018年Q1と比較して6%増加しました。
この売上は1億1230万ドルを記録し過去最大となった18年Q4(10-12月)や1億660万ドルだった17年Q1(1−3月)に続いて、過去3番目に好調な四半期だったとのこと。
売上を牽引しているのは『ファイアーエムブレムヒーローズ』。しかしながら、最近の『FEH』は販売にブレーキ。19年Q1の売上は18年Q1と比較すると30%減少して4,660万ドルでした。ただ前四半期(2018年10-12月)と比べると5%増と若干盛り返しました。
『ドラガリアロスト』も18年Q4から55%減の2,340万ドルでした。
一方、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』は18年Q1から30%増加して1,290万ドルを販売。買い切り『スーパーマリオ ラン』は最も売上が小さく230万ドルにとどまりました。
モバイル市場のテコ入れとして任天堂は、『マリオカート』と『ドクターマリオ』の投入を発表済。2019年初夏以降、これらのタイトルで巻き返しを図ります。
任天堂は4月25日に2019年3月期の通期決算を発表予定。過去1年の業績を振り返るとともに、これからの1年間の計画も徐々に明らかになってきます。