楽天銀行には「ハッピープログラム」と呼ばれる、楽天ポイント付与や手数料優遇などの優遇プログラムがあります。楽天証券もハッピープログラム対象のサービスのひとつで、投資信託を保有していると月間平均残高に応じてポイントが還元されます。
現在、「残高10万円ごとに4ポイント」獲得することができますが、2021年8月より「残高10万円ごとに3~10ポイント」へ変更となります。
【楽天銀行・ハッピープログラム】投資信託で獲得できるポイント・条件が変更
楽天証券の投資信託残高に応じて獲得できる、楽天銀行・ハッピープログラムの内容が、2021年8月1日より変更になります。
- 変更前:残高10万円ごとに4ポイント
- 変更後:残高10万円ごとに3~10ポイント(一部の銘柄は対象外)
※対象月の月間平均残高で計算
変更前は保有している銘柄にかかわらず一律で「残高10万円ごとに4ポイント」でしたが、8月1日より、信託報酬率のうち、楽天証券が受け取る代行報酬手数料率に応じて「残高10万円ごとに3~10ポイント」に変更。また楽天証券が受取る代行報酬手数料率(税込)が、年率0.036%未満の 3 銘柄は対象外となります。
具体的な対象外銘柄は次の3本。その他の銘柄は3〜10ポイント獲得できます。
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド(雪だるま(先進国株式))
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド(雪だるま(新興国株式))
現状より獲得ポイントが下がる、3ポイントの銘柄グループ D 対象は 7 本。ここにはパフォーマンスはもちろん、運用コストの安さでも人気の eMAXIS Slim シリーズが含まれます。
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド
現状のまま、4 ポイント獲得できる銘柄グループ C は「702」、5ポイントになる銘柄グループ B は「1872」あります。また 10 ポイント獲得できる銘柄グループ A も「43」あります。
銘柄グループ | ポイント数 | 6/25時点の銘柄数 | 定義 |
---|---|---|---|
A | 10 | 43 | 信託報酬率のうち楽天証券の受取る代行報酬手数料率(税込)が、年率 1.00% 以上の銘柄 |
B | 5 | 1,872 | 信託報酬率のうち楽天証券の受取る代行報酬手数料率(税込)が、年率 0.50% 以上 1.00% 未満の銘柄 |
C | 4 | 702 | 信託報酬率のうち楽天証券の受取る代行報酬手数料率(税込)が、年率 0.05 % 以上 0.50% 未満の銘柄 |
D | 3 | 7 | 信託報酬率のうち楽天証券の受取る代行報酬手数料率(税込)が、年率 0.036 % 以上 0.05% 未満の銘柄 |
対象外 | 0 | 3 | 信託報酬率のうち楽天証券の受取る代行報酬手数料率(税込)が、年率0.036%未満の銘柄 |
楽天証券で人気の「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」はグループC。これまで通り4ポイントです。
対象銘柄および対象外銘柄の一覧は公式サイトをご覧ください。
獲得ポイントの計算例
投資信託の月刊平均残高が10万円以上の場合にポイントが付与される点はこれまでと変わりません。複数本の投資信託を保有していて、その銘柄が属するグループが異なっている場合は、次のような計算で獲得ポイントが決定します。
計算例
銘柄グループCの月間平均残高が67万円で、銘柄グループBの月間平均残高が9万円の場合。銘柄グループごとの残高で加重したポイントが付与されます。
{(銘柄グループC 67万円×4ポイント)+(銘柄グループB 9万円×5ポイント)}÷10万円=31ポイント(端数切捨)