楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」。両方の口座を連携させるだけで、楽天銀行の預金金利が大幅にアップしたり、自動入出金でスムーズな資金移動を行えたりとメリットがたくさん。早くから連携しておけばよかった…。
このページでは無料で申し込める「マネーブリッジ」の特徴や設定方法、メリット・デメリットについて紹介しています。
Contents
マネーブリッジとは
マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行が共同で提供する口座連携サービスのこと。
銀行と証券との口座間の資金移動を簡単に行えたり、普通預金の優遇金利やサービス利用に応じて「楽天スーパーポイント」がもらえるというお得で便利なサービスです。楽天銀行と楽天証券の口座を持っていれば誰でも簡単に利用することができ、申込みや口座維持手数料は「無料」です。
設定するだけで預金金利が大幅にアップするので、口座を持っているならぜひ設定しておきたいサービスです。
特徴1: 預金金利が大幅アップ
一般に知られている大手銀行の普通預金金利は、「0.001%」という超低金利に設定されています。仮に100万円預けても、単純計算で年にわずか10円しか利子がつきません。預金を楽天銀行に変更するだけで、その20倍の「0.02%」に、さらにマネーブリッジ設定でその5倍の「0.10%」まで金利がアップします。大手銀行の普通預金金利と比べると、100倍の金利になります(単純に100万円預金したら年1,000円の利息)。
0.10%というのは、昨今定期預金でもなかなか見ない高い金利であり、私は投資より預金派であるという場合でも、マネーブリッジを設定するだけでこれまでよりも高い金利で預金することができます。
特徴2: 無料で自動入出金(スイープ)ができる
マネーブリッジでは、楽天証券と楽天銀行との間で「自動入出金(スイープ)」を利用することができます。
この機能を利用すると、楽天証券での買い注文をするときに、不足資金を楽天銀行の預金残高から「自動入金」することができます。また証券口座にある資金は、毎営業日夜間に楽天銀行へ「自動出金」されます。そして楽天銀行の優遇金利が適用されます。設定も、自動入出金時にかかる手数料も、すべて無料です。
楽天証券で株や投資信託等を購入する際、楽天証券口座の資金残高が不足している場合でも、楽天銀行の預金残高から自動で入金され、購入することができます。
海外株式や金・プラチナ、楽天FXなど一部例外の商品はありますが、自分で資金移動をする手間がなくなり、証券口座の残高を気にせずに、銀行口座の残高から株や投資信託を購入できとても便利です。
自動入金に残す金額や、自動出金に残す金額を設定しておくこともできます。
特徴3: らくらく入金・らくらく出金
楽天銀行と楽天証券とをマネーブリッジで口座連携すると「らくらく入金」「らくらく出金」という入出金サービスを利用することができます。
らくらく入金
「らくらく入金」は、楽天銀行へのログインなしに、リアルタイムで楽天証券口座へ入金できるサービスです。銀行口座へアクセスしてログインする手間なく、証券口座へスムーズかつ簡単・便利に入金できます。振込手数料もありません。
らくらく出金
「らくらく出金」はその逆で、楽天証券口座の預金から楽天銀行口座へ、簡単・便利に、当日中に資金移動(出金)ができるサービスです。
証券口座からの出金は「振込指示」→「登録の出金先指定口座へ振込」という手順を踏むため、銀行口座から出金するよりも時間がかかります。楽天証券の場合、15時30分までに振込指示をすると、翌営業日に振り込まれます。
「マネーブリッジ」に登録した上で「らくらく出金」から振込指示を行うと、当日中に楽天銀行の普通預金口座へ振り込まれるので、その日のうちに現金として出金できます。
特徴4: 証券残高表示
楽天銀行のログイン後画面にて、楽天証券の資産残高が表示されるようになります。楽天証券でも楽天銀行の残高を確認できるようになります。
特徴5: ハッピープログラム
楽天銀行には、「ハッピープログラム」という会員優遇プログラムがあります。エントリーするだけで取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まり、また楽天スーパーポイントを振込手数料に利用できるようになるなどの特典が用意されています。。
マネーブリッジを設定しておけば、楽天証券の取引も「ハッピープログラム」対象に。楽天スーパーポイントが貯まり、かつステージ判定対象にもなります。国内株式・FXの取引や投資信託保有残高など、条件に応じて楽天スーパーポイントがザクザク貯まります。
ステージは「ベーシック」からはじまり、最高の「スーパーVIP」まで5段階。会員ステージがあがると、ATM利用手数料の無料回数や振込手数料回数が増えたり、楽天スーパーポイント獲得倍率が上がったりより優遇されます。
マネーブリッジはメリットばかり
楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」の特徴についてみてきました。無料で申し込める連携を行うだけでいいので、非常に簡単。金利優遇や自動入出金、ハッピープログラムなどお得なメリットばかりです。
楽天銀行も楽天証券は、口座開設から維持費まで無料。マネーブリッジも申し込みから利用まで無料です。
マネーブリッジ登録方法
それではマネーブリッジを登録していきましょう。
- 【楽天銀行での申し込み手続き】楽天銀行へログインし、「商品・サービス一覧」>「マネーブリッジ」を選択します。
- 「マネーブリッジ申込(無料)」を選択します(楽天証券口座をまだ開設していない場合は「楽天証券口座開設(無料)」を選択し、まずは口座を作ります)。
- 楽天銀行の口座内容が表示されるので、申込み内容や各種注意事項を確認し、同意にチェックを入れ、暗証番号と生年月日を入力して「申込む」を選択します。
- 【楽天証券での申し込み手続き】続いて楽天証券サイトに移ります。まずはログイン。
- マネーブリッジ申込画面が表示されます。利用規定や個人情報の取扱いを確認して同意にチェックし、「申込」を選択します。
- 「口座連携 受付完了」画面が表示されれば申込みは完了です。手続きが完了するまでしばらくお待ち下さい。
マネーブリッジは、毎営業日17時までに申し込み手続きを完了した場合、原則として当日中(19時以降)に手続きが完了します。毎営業日17時以降、翌営業日17時までの申し込み分については、翌営業日(19時以降)に手続きが完了し利用できるようになります。
おわりに
というわけで楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定しておくと金利アップや自動入出金で超お得・便利になるという話題でした。無料で利用でき、設定して損になることは無いので、ぜひ設定しておきたいサービスです。
ちなみに楽天銀行の金利支払いですが、1,000円以上の残高に対して「3月末」「9月末」の年2回利息を受け取ることができます。