NPDグループから、2013年11月期のアメリカゲーム市場マンスリー販売レポートが発表され(2013年11月3~30日のPOSデータ)、PS4、Xbox Oneがローンチを迎えていよいよ次世代機が出揃い、市場規模は前年同月比+7%の27.4億ドルとなったことが明らかになりました。
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次世代機発売でハード、周辺機器類が好調。ソフトは減少
伸びが顕著だったのは言わずもがなハードウェア市場で、次世代機のローンチで盛り上がった11月の売上高は前年同月比58%増の13.27億ドルに。周辺機器・アクセサリ市場も次世代機のコントローラ等の需要があり17%増の3億2740億ドルでした。
しかしながらソフトウェア市場は、『Call of Duty: Ghosts』や『Bttlefield 4』といったAAAタイトルを擁しながらも24%減の11億ドルでした。
NPDのアナリストLiam Callahan氏は、2013年11月はハードウェア市場にとって史上最高の月になったと言います。
「PS4とXbox Oneのローンチとニンテンドー3DSの好調により、11月期のハードウェア売上として、2013年11月は過去最高の売上記録をマークしました」
特に好調だったのは立ち上げが成功したPS4とXbox One、そしてソフトが揃った3DSとCallahan氏は指摘。「今月発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』を含めて、年間を通じて力強いコンテンツによってサポートされ、ニンテンドー3DSの年間ハードウェア売上は11月までに前年同期比15%増加しています」
ハード売上トップはPS4かXbox Oneか
ハード販売を見ると、PS4のソニーとXbox Oneのマイクロソフトが我々こそがトップハードであると舌戦を繰り広げています。
「北米市場や世界市場におけるPlayStation 4の売上は、ローンチから驚くほど好調で、PS4は史上最高のローンチだと認識されています。北米だけでも僅か24時間で100万台以上を販売し、11月はハード、ソフト共に次世代機でトップセラーだったとNPDが報告し、我々はとても満足しています」
SCEAのJack Tretton社長兼CEOは述べています。
一方マイクロソフトも、Xbox Oneは「最速で販売」しているハードだと主張。11月は1日平均10.1万台を売り上げているのだといいます。プレスリリースでMSは、アメリカ国内ではローンチから最初の9日間で「909,132」台のXbox Oneを販売したと具体的な数字を発表。日毎10.1万台を販売し、直近の競合製品をはるかに上回る販売だと伝えています。
『Cod: Ghosts』『Battlefield 4』、人気FPSがトップに
ソフトチャートは『Call of Duty: Ghosts』がトップ、2位に『Battlefield 4』が続いています。任天堂タイトルでは『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』『スーパーマリオ 3Dワールド』『マリオパーティ アイランドツアー』が発売されたものの、トップ10から漏れました。
2013年11月: アメリカチャート トップ10
- Call of Duty: Ghosts (360, PS3, PS4, XBO, PC, Wii U)
- Battlefield 4 (360, PS3, PS4, XBO, PC)
- Assassin’s Creed IV: Black Flag(360, PS3, PS4, XBO, PC, Wii U)
- Madden NFL 25 (360, PS3, PS4, XBO)
- Grand Theft Auto V (360, PS3)
- NBA 2K14 (360, PS4, PS3, XBO, PC)
- Skylanders Swap Force (Wii, 360, PS3, Wii U, 3DS, XBO, PS4)
- Just Dance 2014 (Wii, 360, Wii U, XBO, PS3, PS4)
- Disney Infinity (Wii, 360, PS3, Wii U, 3DS)
- FIFA 14 (360, PS3, PS4, XBO, PSV)