『スプリンターセル ブラックリスト』の海外レビュースコア。多様性を持つ洗練されたステルスアクションとマルチプレイに高評価


 

国内では9月5日にローンチを迎えたUbisoftのステルスアクションシリーズ最新作『Splinter Cell: Blacklist』(PS3、Xbox 360、Wii U、PC)の海外レビュースコアです。


メタスコアは機種別に分かれてはいるものの、掲載する各サイトのレビューはおおよそ纏めて行われており、内容も重複したものが多くなっています。その上で平均スコアは80強。ステルス要素と爽快なパンサーアクションの融合、洗練された協力プレイなどは好印象となりました。一方で、カットシーンの問題やWii U版ではオフライン協力プレイが無い事やロード時間などが減点要因になっています。確かに、メールチェックしたり出来る待ち時間がありますからね。

100/100 Joystiq

ガードが動くのを室内でじっと待っていることは、爽快なゲーム体験とは対極に聞こえるかもしれません。ですが『Splinter Cell: Blacklist』の場合は、そうすることが勝者になる任務の遂行とプランニングとが相まって緊張感をもたらします。

『Blacklist』の敵と交戦する際の様々なメソッドは、Ubisoftの白髪交じりなベテランスパイには未知の新たな領域をもたらし、プレイヤーには同フランチャイズの中で最高の経験を与えます。

92/100 IGN

『Splinter Cell: Blacklist』は、『Conviction』のようなパンサーアクションと、『Chaos Theory』のようなステルス要素の、スウィートな出会いです。この快適な、一見実現の難しそうな折衷案の成功は、常に選択肢が用意されているゲームデザインの証でもあります。

90/100 Game Informer

『Splinter Cell: Blacklist』は骨太で、かつゲーム要素の全てを体験するだけの価値のあるゲームです。多くのステルスゲームでは、あなたは敵のパトロールパターンを記憶した上で慎重な動きを要求されますが、『Splinter Cell』はあなたにジェイソン・ボーンが心酔するような、即断で行動できるスパイになれる柔軟性を提供します。

90/100 EGM

『Splinter Cell: Blacklist』の鋭い時事的なキャンペーンモード、数多く用意された協力ミッション、「Spies vs. Mercs」マルチプレイモードの更新された幅広い楽しみ方は、今世代最高の、最も野心的な『スプリンターセル』が創り上げられました。

85/100 Polygon

『Splinter Cell: Blacklist』は、『スプリンターセル』シリーズの最高のアイデア全てを詰め込んだアンソロジーとしての役割を務めています。

塗り替えられ、新しくなったサム・フィッシャー、『Blacklist』はシリーズの復帰を意味しています。『スプリンターセル』に革命を起こすわけではありませんが、成果を3点同時に達成しています。新規プレイヤーも入りやすく、新たな試みを導入したシリーズ作品を遊んだプレイヤーも楽しむことができ、ステルス要素が極まった『Splinter Cell: Chaos Theory』を逃したシリーズ常連ファンのカムバックも歓迎してくれます。

『Splinter Cell: Blacklist』は過去の『スプリンターセル』を洗練させた、シリーズにとって素晴らしい新たな幕開けとなりました。

The Invisible Trailer – Splinter Cell Blacklist

80/100 GameSpot

『Splinter Cell: Blacklist』が優れた製品価値を持っていることは間違いありません。臨場感をもたらす素晴らしいビジュアルやサウンドがあり、典型的トム・クランシー製品の特徴的な言い回しも見られるゲームです。ソロプレイのサムは『Blacklist』の様々なゲームシステムで非常に優れた表現を見せますが、一方で、このゲームであなたの心を掴むのは別なところにあり、あなたが思い出すのはサムではない別の男性かもしれません。とはいえ、『Splinter Cell: Blacklist』には、多くの甘美な冒険が備わっています。

78/100 Official Nintendo Magazine

世界中の闇と戦うように、『スプリンターセル ブラックリスト』は選択肢の多くを提供していますが、そのどれもが生煮えのように思うのです。殆どはまずまず良い状態で、素晴らしい時間はごく稀です。

残念なことに、Wii U版はまた悪い意味で他機種版と違いがあります。(TV画面とGamePadで)分割画面に最適な環境があるにも関わらず、オフライン協力プレイが搭載されていないのです。特定の協力プレイコースは、単独でも試みることができますが、それらは明らかにマルチプレイ時用にデザインされています。

75/100 Destructoid

良いニュースは、もしあなたが協力ステルスや傭兵で遊びたいと意気込んでいるのであれば、『Splinter Cell: Blacklist』はうってつけのゲームです。ただ、もしあなたの望むものがサム・フィッシャーらしいアクションというのなら、やや違うものを感じて距離を置くことになるかもしれません。

70/100 Nintendo World Report

Wii U版『スプリンターセル ブラックリスト』は、非常に不均等なパッケージです。一方では、ゲームプレイはソリッドかつ満足のできる内容で、キャンペーンモードは常に目標を設定され、新鮮なミッションを与えてくれます。ですがもう一方、カットシーンの問題は、ストーリーを追うことを難しくし、急な展開に感じます。

長時間のロード時間とカットシーンの不具合を我慢できるのであれば、Wii U版を購入する価値があると言えるでしょう。

70/100 Nintendo Life

Ubisoftは、『スプリンターセル ブラックリスト』で楽しみを最大化しようと試み、シリーズの伝統に大胆な措置を講じました。ですがその判断は、新規顧客を追いかけるあまり、ゲームのステルス要素を薄める結果となっています。

スプリンターセル ブラックリスト
スプリンターセル ブラックリスト
メーカー: Ubisoft
開発: Ubisoft Toronto、Ubisoft Shanghai(Wii U)
ジャンル: ステルスアクション
発売日: 2013年9月5日
対応: PS3、Xbox 360、Wii U、PC

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