Ubisoft のステルスアクションゲーム『スプリンターセル』シリーズが、いよいよ再始動をはたすかもしれません。複数の関係筋からの情報として VGC が報じています。
報道によれば Ubisoft は、ここ 10 年の『スプリンターセル』ブランドに対する扱いに不満を抱いている同フランチャイズのファンを納得させる取り組みの一環として、メインラインの新作に着手。このプロジェクトはまだ初期段階にあるものの、2022 年中に発表される可能性もゼロではないだろうとのこと。
Ubisoft の主力スタジオである Ubisoft Montreal 以外のスタジオが開発を主導していることが示唆されています。
Ubisoft Montreal はほとんどの『スプリンターセル』シリーズ作を手がけていますが、直近タイトルである 2013 年の『スプリンターセル ブラックリスト』は Ubisoft Toronto を中心に開発されました。
『ブラックリスト』はゲーム内容面で肯定的な評価を受けながら、セールス面では初年度 200 万本程度と、Ubisoft の期待に応えることができず、失敗扱い。これ以降シリーズ本編は休眠に入り、主人公「サム・フィッシャー」の活躍は、『ゴーストリコン』シリーズや『レインボーシックス シージ』といったトム・クランシー関連タイトルなどへのゲスト出演にとどまっていました。
Ubisoft はシリーズが途絶えたわけではないとして 2020 年、待望の『スプリンターセル』新作プロジェクトを発表していますが、ファンが期待していた本編シリーズの新作ではなく Oculus 向けの VR タイトルでした。
『スプリンターセル』シリーズは 2003 年に誕生した、作家トム・クランシー監修のステルスアクションゲーム。プレイヤーはアメリカ国家安全保障局の架空の秘密組織「サード・エシュロン」に所属する工作員サム・フィッシャーとなり、アメリカや世界を守るため、さまざまな極秘任務を遂行していきます。
これまでにシリーズ本編は6作品発売(外伝・派生作品も含めると9作品)。累計 3,200 万本以上を販売しています。