IDCとApp Annieから2013年Q2(4-6月期)におけるポータブルゲーム市場のレポートが発表され、Android(Google Play)向けゲームへの支出額が、任天堂とソニーを合算した携帯ゲーム機のそれを上回ったことが明らかになりました。
調査レポートによれば、Android(Google Play)ゲーム市場の売上高はアジアが中心となって牽引し、特に日本と韓国の割合が高いということです。Androidにおける2013年Q2のワールドワイドゲームチャートトップはガンホーの『パズル&ドラゴンズ』でした。『パズドラ』はiOSチャートでも2位になるなど、席巻しています。
しばしばAndroid市場では有料アプリは売れないと言われますが、スマートフォン市場で大きなシェアを占めている数の力は巨大で、着実にアプリセールスを拡大しています。また、さらに巨大なiOSとAndroidの市場を合算して比較した場合、市場規模は携帯ゲーム機市場の4倍となっているとのこと。
一方で携帯ゲーム機市場は、今回対象となっている3つのプラットフォームの中で、Q1(1-3月期)との比較で唯一マイナスに転じています。ニンテンドー3DSは欧州で存在感を増すなど市場の中心となって売上を拡大していますが、ソニーハードはほぼ横ばいで、現行ハードがニンテンドーDS市場の縮小を補い切れていないことがマイナス要因となっています。