Xbox One 発表会にて、『FIFA 14』対応も含めた次世代機(第8世代)向けのゲームエンジン「IGNITE Engin」を発表した Electronic Arts が、『FIFA 18』(これまで通りのリリースサイクルであれば2017年秋に発売)までは、現行機(第7世代)向けのサポートを継続していく考えを明らかにしました。
これは「Wii U 向けタイトルの開発を行なっている」と述べた EA の最高財務責任者(CFO)、Blake Jorgensen 氏が、同じイベント Stifel 2013 内で明らかにしたもの。
第7世代(PS3/Xbox 360)の製品ライフサイクルがもう4年伸びて12年程度になるだろうとの予測や、比較的第7世代と性能の近い Wii U の普及も一定数見込まれるため。現行機のサポートは『FIFA』シリーズに限った話では無く、EA がリリースするフランチャイズについても今後数年は継続が検討されます。
EA は以前より前世代機も含めたマルチプラットフォーム戦略をとってきている企業なので、今回の対応延長という話も別段驚くことではありません。Xbox One や PlayStation 4 が後方互換を持たないことから世代交代に時間がかかるのではという見方もあり、場合によってはさらに延長される事もあるかもしれません。もちろん、Xbox One や PS4 市場が順調に立ち上がれば、逆に短くなることも考えられます。
Wii U 対応の発言にしても、CFO という彼の立場もあり、割と冷静に現実的な見方をしている印象を受けます。