独GamesMarkt誌の最新号に掲載されたという、GfKによる2013年上半期の欧州ビデオゲーム市場レポートから、任天堂がパブリッシャーとしてソフトシェア2位となったことが明らかになりました。
発表されたデータは、ドイツやフランス、イギリス、イタリア、スペインなど20カ国の販売数で、デジタル販売は含まれていません。任天堂は、トップ20内こそ『ルイージマンション2』と『New スーパーマリオブラザーズ 2』の2タイトルに止まりましたが、全体では11.82%を占め、Electronic Artsに次ぐソフトシェア2位のパブリッシャーとなっています
上半期ナンバーワンのパブリッシャーだったEAは、1位の『FIFA 13』をはじめとして、トップ20内に8位『Crysis 3』、11位『SimCity』、13位『NEED FOR SPEED: MOST WANTED』、14位『Battlefield 3』、15位『Dead Space 3』と6本のソフトを送り込み、シェア17.25%を確保しています。
その他日本勢では、シリーズリブート作の『Tomb Raider』が上半期3位と好調だったスクウェア・エニックスが6位に、バンダイナムコゲームスが7位に付けました。
2013年上半期、欧州ソフトウェアセールス トップ20
- FIFA 13 – Electronic Arts
- Call of Duty: Black Ops II – Activision Blizzard
- Tomb Raider – スクウェア・エニックス
- The Last of Us – SCEE
- Far Cry 3 – Ubisoft
- Bioshock Infinite – Take-Two Interactive
- Assassin’s Creed III – Ubisoft
- Crysis 3 – Electronic Arts
- Skylanders Giants – Activision Blizzard
- God of War: Ascension – SCEE
- SimCity – Electronic Arts
- Just Dance 4 – Ubisoft
- NEED FOR SPEED: MOST WANTED – Electronic Arts
- Battlefield 3 – Electronic Arts
- Dead Space 3 – Electronic Arts
- StarCraft II: Heart Of The Swarm – Activision Blizzard
- ルイージマンション2 – 任天堂
- New スーパーマリオブラザーズ 2 – 任天堂
- The Elder Scrolls V: Skyrim – Bethesda Softworks
- Gears of War: Judgement – Microsoft
ソフトセールスでは『FIFA 13』が2013年上半期トップに。『FIFA 13』をはじめとして昨年発売のソフトが複数チャート入りし、存在感を見せています。
2013年上半期、欧州トップ10パブリッシャー
- (=) Electronic Arts – 17.25% (-2.14)
- (↑) 任天堂- 11.82% (+0.50)
- (↓) Activision Blizzard – 11.51% (-1.79)
- (↑) Sony CEE – 8.78% (+2.37)
- (↓) Ubisoft – 8.54% (+0.67)
- (=) Take-Two Int. – 5.07% (+0.51)
- (↑) スクウェア・エニックス – 5.02% (k.v.m.)
- (=) バンダイナムコゲームス – 4.22% (+0.60)
- (↓) Microsoft – 4.11% (-0.18)
- (↑) Warnet Interact. – 2.77% (k.v.m.)
上位5社で市場シェア5割を超えるなど、欧州でも寡占化が進んでいます。