社長が訊く『スーパーマリオ3Dランド』のプロデューサー篇が公開されました。今回訊かれるのは、マリオシリーズに欠くことのできない4名。東京制作部の林田宏一さん、小泉歓晃さん、情報開発本部・制作部部長の手塚卓志さん、そして専務取締役であり、情報開発本部長であるマリオの生みの親・宮本茂さん。
試験段階の話から、林田さんが宮本さんと考え方が似ているという話、定番となったアシスト機能の仕様などについて語られています。ついにミヤホンの後継者現る?部長なのにマリオを遊んで「3DSのことがわかりました」と言っちゃう手塚さん。ゆるくていいなー。
最後の頁のタイトルは、「2Dマリオと3Dマリオの境目のない未来へ」。林田さんの「これまでつくってきた3Dマリオへの入り口となるようなゲームをつくりたい」という思いからスタートした今回の企画。密度の濃い制作を経て、プロデューサーを務めている小泉さんは
このゲームは次のマリオへとつながるキーワードになるんじゃないかな、とも思っています。新しい原点、ひょっとしたら分岐点かもしれません。
手塚さんは
今回のマリオは「2Dマリオとのコラボ企画」みたいな印象で、2Dマリオの仕掛けや敵について、「3Dならこう見せますよ」とあちこちで紹介しています。2Dマリオで遊んできた方に新たなものを提案できたように思います。だから今回の『3Dランド』で得たものを次の2Dマリオに活かしたいなとも思っています。
宮本さんは
まずは1回遊んでみてください。「3Dマリオは遊びにくい、難しい」という声もありますが、実際に遊んだ方からは、「奥にも手前にも行けるし、いろいろなことをしてみたくなって楽しいです」という声もたくさんいただいています。簡単に遊べるし、とても面白いので、ぜひ遊んでほしいです、ウソはつきません、本当に(笑)。
岩田社長は
いままで2Dマリオと3Dマリオはわけて語られていましたが、これを機会にそういったことがなくなるかもしれません。
と語っています。
遊んでみると紛れもない「スーパーマリオ」シリーズなんだけど、3Dマリオは触ってもらうまでの敷居がすごく高くなってしまっているんですよね。スーパーマリオギャラクシー辺りから続いている、3Dマリオの2Dユーザーへの歩み寄り。『スーパーマリオ3Dランド』によって、任天堂のチャレンジはついに結実するのでしょうか。