「携帯モード」で遊ぶことに特化し再設計されたNintendo Switchの新モデル「Nintendo Switch Lite」の登場で、2011年から発売されているニンテンドー3DSにもいよいよ世代交代のときがやってきたように見えます。しかしそれでも任天堂はまだベテラン携帯型ゲーム機の引退を考えておらず、サポートを続けていくと強調しています。
Nintendo Switch Lite発表後にThe Vergeの取材に応じた任天堂アメリカのDoug Bowser社長は「需要があるかぎりニンテンドー3DSファミリーのサポートを続けていきます」とコメント。
任天堂ゲームに初めて触れる子どもたちに最適なエントリーハードへと役割が変化した3DSを、これからもサポートしていく考えを示しました。Bowser社長はE3 2019のときも同様に「3DSへの需要があるかぎりサポートを続ける。実際に私達は、3DSをすばらしいエントリーポイントだと考えています」と語っていました。
また別のインタビューではBill Trinen氏が、「3DSは任天堂にとってまだ重要なデバイスです」とも語っており、発売当初の役割とは変化したものの、Nintendo Switchとは異なる層へ訴求するゲーム機であると考えているようです。
もはや発売予定ソフトはなく、本編は携帯機オンリーだった『ポケットモンスター』シリーズも新作はNintendo Switchへ移行。それでもソフト1本付属して80ドルから購入できる3DSファミリーにはSwitchとは別の道があります。