【米ゲーム市場】2024年3月は『ドラゴンズドグマ2』がトップ、ハード市場は3割減


2024年3月 米国ゲーム市場規模 NPD

 

Circana(旧NPDグループ)から2024年3月の米国ゲーム市場規模に関するレポートが到着(集計期間:2024年3月3日〜4月6日)。ハードウェアは2023年3月と比較して30%以上の大幅減となったものの、ゲームソフトを含むコンテンツや周辺機器・アクセサリは増加。結果として支出額は4%増加し、48億8600万ドルとなりました。

2024年第1四半期が終了しましたが、ハードウェアは2023年第1四半期と比べ24%減少しています。

2024年3月 米国ゲーム市場規模

2024年3月 米国ゲーム市場規模(3月3日〜4月6日週)
  • トータル売上高 : 48億8600万ドル(+4%)
  • コンテンツ : 42億5300万ドル(+9%)
  • ハードウェア : 3億9100万ドル(▲32%)
  • 周辺機器・アクセサリ : 2億4200万ドル(+9%)

コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供

2024年 米国ゲーム市場規模(2023年12月30日〜2024年4月6日週)
  • トータル売上高 : 146億6800万ドル(+6%)
  • コンテンツ : 128億4300万ドル(+9%)
  • ハードウェア : 11億1800万ドル(▲24%)
  • 周辺機器・アクセサリ : 7億700万ドル(+25%)

コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供

ソフトウェア:『ドラゴンズドグマ2』が初登場1位、『ユニコーンオーバーロード』もトップ10内に

2024年3月 月間トップ20

  1. (–) Dragon’s Dogma II (ドラゴンズドグマ2) – カプコン
  2. (1) Helldivers II – SIE
  3. (–) MLB: The Show 24** – SIE
  4. (3) Call of Duty: Modern Warfare III (2023) – Activision Blizzard
  5. (–) Rise of the Ronin (ライズ オブ ローニン) – SIE
  6. (–) Princess Peach: Showtimte! (プリンセスピーチ Showtime!)* – 任天堂
  7. (2) Final Fantasy VII: Rebirth (ファイナルファンタジーVII リバース) – スクウェア・エニックス
  8. (–) Unicorn Overlord (ユニコーンオーバーロード) – セガ
  9. (–) WWE 2K24* – Take-Two
  10. (10) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
  11. (6) Madden NFL 24 – Electronic Arts
  12. (12) EA SPORTS FC 24 – Electronic Arts
  13. (16) Minecraft – 複数メーカー
  14. (107) Horizon II: Forbidden West – SIE
  15. (5) Tekken 8 (鉄拳8) – バンダイナムコエンターテインメント
  16. (19) Tom Clancy’s Rainbow Six: Siege – Ubisoft
  17. (14) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
  18. (17) Mario Kart 8 Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
  19. (13) Marvel’s Spider-Man 2 – SIE
  20. (18) Mortal Kombat 1 – Warner Bros. Games

*デジタル販売を含まず

**任天堂・Xboxプラットフォームのデジタル販売を含まず

2024年 年間トップ20(2023年12月30日〜2024年4月6日)

  1. (1) Helldivers II – SIE
  2. (2) Call of Duty: Modern Warfare III (2023) – Activision Blizzard
  3. (–) Dragon’s Dogma II (ドラゴンズドグマ2) – カプコン
  4. (4) Final Fantasy VII: Rebirth (ファイナルファンタジーVII リバース) – スクウェア・エニックス
  5. (–) MLB: The Show 24** – SIE
  6. (3) Tekken 8 (鉄拳8) – バンダイナムコエンターテインメント
  7. (5) Suicide Squad: Kill the League – Warner Bros. Games
  8. (6) Madden NFL 24 – Electronic Arts
  9. (7) P3: Persona 3: Reload (ペルソナ3 リロード) – セガ
  10. (8) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
  11. (10) EA SPORTS FC 24 – Electronic Arts
  12. (9) Skull and Bones – Ubisoft
  13. (11) Marvel’s Spider-Man 2 – SIE
  14. (–) Rise of the Ronin (ライズ オブ ローニン) – SIE
  15. (14) Super Mario Bros. Wonder (スーパーマリオブラザーズ ワンダー)* – 任天堂
  16. (15) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
  17. (18) Minecraft – 複数メーカー
  18. (12) Like a Dragon: Infinite Wealth (龍が如く8) – セガ
  19. (13) The Last of Us: Part II – SIE
  20. (19) Mortal Kombat 1 – Warner Bros. Games

*デジタル販売を含まず

**任天堂・Xboxプラットフォームのデジタル販売を含まず

2024年3月の月間トップはカプコンの『ドラゴンズドグマ2』が獲得。年間でも3位に登場する勢いを見せています。12年ぶりのシリーズ最新作は『ドラゴンズドグマ』とその拡張版『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』の合計売上をすでに上回っているとのこと。4月2日に、カプコンから世界250万本突破と、シリーズ累計販売本数は1000万本を突破がアナウンスされています。米国においても好調な滑り出しとなっています。

他の新作では『MLB: The Show 24』が3位、『ライズ オブ ローニン』が5位、『プリンセスピーチ Showtime!』が6位、『ユニコーンオーバーロード』が8位、『WWE 2K24』が9位でデビューを飾っています。『WWE 2K24』はデジタル販売を含んでいないとはいえ、『ユニコーンオーバーロード』はそのひとつ上に。

先月1位デビューの『Helldivers II』は2位。2024年これまでのところ、最も売れているソフトです。『Helldivers II』は発売2か月にして、ソニー発売タイトルの歴代7位につけるドル売上となっています。

『ファイナルファンタジーVII リバース』は、米国内では今のところ『ファイナルファンタジー』シリーズとして歴代 14 位のドル売上を記録しています。歴代1位は『ファイナルファンタジーXV』、これに続くのは『ファイナルファンタジーVII リメイク』とオリジナルの『ファイナルファンタジーVII』とのこと。

2024年3月 PlayStation トップ10

  1. (–) MLB: The Show 24** – SIE
  2. (1) Helldivers II – SIE
  3. (–) Dragon’s Dogma II (ドラゴンズドグマ2) – カプコン
  4. (–) Rise of the Ronin (ライズ オブ ローニン) – SIE
  5. (3) Call of Duty: Modern Warfare III (2023) – Activision Blizzard
  6. (2) Final Fantasy VII: Rebirth (ファイナルファンタジーVII リバース) – スクウェア・エニックス
  7. (–) WWE 2K24* – Take-Two
  8. (6) Madden NFL 24 – Electronic Arts
  9. (11) EA SPORTS FC 24 – Electronic Arts
  10. (9) Marvel’s Spider-Man 2 – SIE

*デジタル販売を含まず

2024年3月 Xbox トップ10

  1. (–) Dragon’s Dogma II (ドラゴンズドグマ2) – カプコン
  2. (1) Call of Duty: Modern Warfare III (2023) – Activision Blizzard
  3. (–) WWE 2K24* – Take-Two
  4. (7) EA SPORTS FC 24 – Electronic Arts
  5. (3) Madden NFL 24 – Electronic Arts
  6. (6) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
  7. (20) Minecraft – 複数メーカー
  8. (9) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
  9. (14) Tom Clancy’s Rainbow Six: Siege – Ubisoft
  10. (11) Star Wars: Jedi: Survivor – Electronic Arts

*デジタル販売を含まず

2024年3月 Nintendo Switch トップ10

  1. (–) Princess Peach: Showtimte! (プリンセスピーチ Showtime!)* – 任天堂
  2. (–) Unicorn Overlord (ユニコーンオーバーロード) – セガ
  3. (3) Mario Kart 8 Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
  4. (2) Super Mario Bros. Wonder (スーパーマリオブラザーズ ワンダー)* – 任天堂
  5. (1) Mario vs. Donkey Kong (2024) (マリオvs.ドンキーコング)* – 任天堂
  6. (4) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
  7. (5) Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)* – 任天堂
  8. (9) Minecraft* – 任天堂
  9. (6) Just Dance 2024 Edition – Ubisoft
  10. (8) Pokemon: Scarlet/Violet (ポケットモンスター スカーレット・バイオレット)* – 任天堂

*デジタル販売を含まず

プラットフォーム別のトップ10を見ると、PSは『MLB: The Show 24』、Xboxは『ドラゴンズドグマ2』、任天堂は『プリンセスピーチ Showtime!』が1位でした。PSプラットフォームだと『ドラゴンズドグマ2』は初登場3位という結果に。また『ユニコーンオーバーロード』は任天堂プラットフォームにおいて2位に入りました。

ハードウェア:前年比32%ダウン

2024年3月のハードウェアに対する支出は、2023年3月と比べ32%減少し3億9100万ドルでした。PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch の支出はいずれも前年比で 30% 以上減少しており、減速感が目立ちます。

そうした中、最も売れているのは PS5。ドル売上でも販売台数の面でも1位でした。販売台数2位は Nintendo Switch、ドル売上の2位はXbox Series X|Sでした。

PlayStation 5(CFI-2000A01)
メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント

周辺機器・アクセサリ

周辺機器・アクセサリは9%増加し2億4200万ドルでした。ヘッドセット/ヘッドホン分野が8%伸びたことが売上増につながりました。とはいえ、最も売れている周辺機器はPS5用「PlayStation DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」。DualSense Edgeは3月とこの第1四半期の両方で、ドル売上1位となっています。

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