パンデミックによるステイホームで在宅時間が伸びたことや次世代機の登場もあって売上を大きく伸ばした 2020 年のゲーム業界。最大市場である米国も、コロナ禍で市場が拡大。NPD の報告によれば、市場全体の売上高は前年比 27% 増の 569 億 500 万ドル(1ドル104円として約 6 兆円)を記録しました。
2020年 米国ゲーム市場規模
- ハードウェア : 53億700万ドル(+35%)
- コンテンツ* : 489億8,100万ドル(+26%)
- 周辺機器・アクセサリ類 : 26億1,700万ドル(+21%)
- 総売上高 : 569億500万ドル(+27%)
*コンテンツはゲームソフト本編(パッケージ版&デジデジタル版)、DLC/MTX、サブスクリプション(家庭用ゲーム機、クラウド、モバイル**、PC、VR)を含む
**モバイルはSensor Tower提供
2020年 年間売上トップ20
- Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
- Call of Duty: Modern Warfare – Activision Blizzard
- Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森)* – 任天堂
- Madden NFL 21 – Electronic Arts
- Assassin’s Creed: Valhalla – Ubisoft
- The Last of Us: Part II – SIE
- Ghost of Tsushima – SIE
- Mario Kart 8: Deluxe(マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
- Super Mario 3D All-Stars (スーパーマリオ 3D コレクション)* – 任天堂
- Final Fantasy VII: Remake – スクウェア・エニックス
- Marvel’s Avengers – スクウェア・エニックス
- Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
- NBA 2K21* – Take-Two Interactive
- Super Smash Bros. Ultimate(大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)* – 任天堂
- FIFA 21 – Electronic Arts
- Mortal Kombat 11 – Warner Bros. Interactive
- Dragon Ball Z: Kakarot – バンダイナムコエンターテインメント
- MLB: The Show 20 – SIE
- Cyberpunk 2077* – Warner Bros. Interactive
- Tony Hawk’s Pro Skater 1 + 2 – Activision Blizzard
*デジタル販売分を含まず
2020 年の米国年間ソフト売上チャートを制したのは Activision の人気 FPS 『Call of Duty』シリーズ最新作の『Call of Duty: Black Ops: Cold War』でした。2 位には前年タイトルの『Call of Duty: Modern Warfare』が入りワンツー。『Call of Duty』が年間チャートを制したのはこれで 12 年連続です。
Nintendo Switch 販売が好調だった任天堂は、ソフト売上も好調でした。任天堂タイトルの中で最も売れた、社会現象にもなった『あつまれ どうぶつの森』は、12月6位、年間では3位につけました(任天堂はデジタル売上を公開していないのでパッケージ版のみの売上)。『あつ森』が記録した 2020年の売上高は、2010 年の『Wii Fit Plus』以来、任天堂発売タイトルとして最も多くなりました。
このほか任天堂タイトルでは『マリオカート8 デラックス』が年間8位、『スーパーマリオ 3Dコレクション』が9位、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が14位に入っています。