インスタグラムのアルゴリズムが一部アップデートされました。これまでのアルゴリズムでは軽視され、オススメに表示されにくかった(あるいは表示されなかった)、フォロワー数の少ない小規模なアカウントの投稿も、より多くのユーザーに届くようになる変更です。
従来のアルゴリズムでは、多くのフォロワーを獲得しているアカウントの投稿が、優先的にオススメ表示されるランキング決定方法でした。インスタグラムはこの問題を認識しており、格差を解消するための変更を加え、すべてのクリエイターがより平等なチャンスを得られるようアルゴリズムを修正します。
Contents
インスタ、格差解消のアルゴリズム導入
変更は大きく4つ。
フォロワー数の少ないアカウントも、露出機会を得るためのランキング方法
オススメ表示の再投稿は、オリジナルコンテンツに置き換え。再投稿を繰り返す(過去30日に10回以上)ユーザーはオススメ非表示となる
再投稿されたコンテンツにはラベルが付き、元アカウントへのリンクが追加
コンテンツアグリゲーターをオススメリストから除外
すべてのクリエイターに平等なチャンスを
インスタグラムはすべてのクリエイターが同じチャンスを掴むための新しいレコメンドランキングに取り組んでいます。新たなアルゴリズムでは、フォロワー数の少ない小規模アカウントのリールもこれまでより多くの露出機会を得られます。
ランキングの決定がフォロワー数に関係なく、コンテンツの質や視聴者の関与度に基づいて行われるようになります。
従来のランキング方法では、主にフォロワーがどれだけリールを見たりいいねやコメントをしたかによって決まっていました。多くのフォロワーを抱える大規模アカウントほど初動で多くのいいねやコメントを獲得できるため、結果として大規模アカウントほどオススメに表示されやすくなり、さらに多くのリーチや影響力を得る傾向がありました。
小規模アカウントはその逆です。初動で獲得できるいいねやコメント数は大規模アカウントほど多くはならないため、結果的にオススメに表示されにくく、リーチも広がりませんでした。
インスタグラムは「今回の変更により、すべてのクリエイターが等しくチャンスを得られる場所になることを期待しています」と述べています。今後数ヶ月内に、変更のメリットを実感できると考えているとのこと。
Threads にも?
なお今回のアルゴリズム変更は今のところ Threads(スレッズ)には適用されていませんが、将来的に Threads のランキングにもこれらアイデアの一部を導入する可能性が検討されているようです。