【比較】『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』Nintendo Switch版の特徴や追加要素、Wii版との違い


ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD

 

『ゼルダの伝説』のはじまりの物語を、ニンテンドースイッチで。

2011年、ゼルダの伝説25周年のタイミングで発売された Wii 用ソフト『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が、ゼルダ35周年イヤーの2021年、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』となって Nintendo Switch で蘇ります。

発売日は2021年7月16日。価格はパッケージ版ダウンロード版ともに6,578円(税込)。

Wiiリモコンプラス(Wiiモーションプラス)専用ソフトとして直感的なモーション操作に特化した意欲作を、Nintendo Switch の Joy-Con のモーション操作で楽しめます。さらに今作は、携帯モードや Nintendo Switch Lite で遊ぶときなどを想定し、ボタン操作にも対応。

この記事ではNintendo Switch版『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』の特徴や追加要素、またWiiオリジナル版との違いについて紹介しています。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード とは

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』は、任天堂から 2011 年に発売された Wii 用アクションアドベンチャーゲーム。Wiiリモコンプラスによる直感的な操作やそれを生かしたパズルに敵とのバトル、水彩画のようなアートスタイル、ダンジョン以外の遊び、そしてシナリオにも重点が置かれた密度の濃い、濃密な世界などを特徴としています。

ストーリーとしてはマスターソードの誕生などがストーリーに絡んでくる、現時点では『ゼルダの伝説』シリーズの時系列で最も古い時代を描いたタイトルです。

Nintendo Switch 版 “HD” の特徴

高画質化・60fps

HD画質になり、SD画質だったWii版から高画質化。また60fpsにも対応。

Wii 自体が HD 表示に対応していないため、Wii 版の解像度は 480p 画質でした。Nintendo Switch 版はTVモード時は1080pのフルHD、携帯モード時も720p(スイッチのディスプレイ解像度)で表示。『スカイウォードソード』のグラフィックは水彩画のようなややぼかした画風を特長としていたので良し悪しあるかと思いますが、スイッチ版はくっきりキレイになりました。

見下ろし型の『ゼルダの伝説』シリーズで採用されることが増えている、なめらかな秒間60フレーム(60fps)の動作。一方 3D ゼルダでは、これまで基本的に30fpsが採用されてきました。今回の『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』では 60fps が採用。よりスムーズで滑らかなアニメーションで直感操作を行えるようになり、リンクとの一体感を感じられるようになっています。

Joy-Con 2本持ちによる直感的な操作

Wii版はWiiリモコンプラス(Wiiモーションプラス)専用ソフトとして発売。ヌンチャクと合わせた直感操作が最大の特徴でした。この直感的な操作方法は Nintendo Switch 版にも引き継がれ、Joy-Con 2本持ちで実現。

右手の Joy-Con は剣に対応し、振る方向や向きに連動してリンクが剣を振ります。左手の Joy-Con は盾に対応。爆弾や弓など、その他のアイテムの操作も、Joy-Conを使って直感的に行うことができます。

特別デザインの Joy-Con

Joy-Con 2本持ちによる直感操作が特徴の『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』に合わせ、特別デザインの Joy-Conセットがソフトと同時発売。

右のJoy-Conは「マスターソード」を、左のJoy-Conは「ハイリアの盾」をモチーフとしたデザインとなっています。

ボタン操作に対応

Wii版は完全にモーション操作専用で、ボタン操作に対応していないことへの不満も多く聞かれました。スイッチ版ではユーザーの声を反映。携帯モードやNintendo Switch Liteでもプレイできるよう、ボタン操作にも対応しています。

ボタン操作時は、剣の操作はスティックの弾き入力と連動。弾く方向にあわせてリンクが剣を振るという新しい操作感覚で遊ぶことができます。

amiibo に対応

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』は『amiibo』に対応。ソフトと同日に『amiibo ゼルダ&ロフトバード』も発売されます。価格は2,750円(税込)。

『amiibo ゼルダ&ロフトバード』を使うことで、大地と大空の間の移動が便利に。どこにいても大地と空を行き来できます。大地からは空に、空で使うと大地の「amiiboを使った場所」に帰ってくることができます。

その他の追加・改善点

HD 化の試作が行われた3タイトル(風のタクト、トワイライトプリンセス、スカイウォードソード)が、最終的に試作で終わらずすべて出揃うこととなりました。過去2作やこれまでのリメイクゼルダ作品を見る限り、あくまでオリジナル版をその時のハードで遊びやすくということが最優先。画質の向上やハードに合わせた操作スタイルの導入等はあるものの、リメイクやリマスターに際して特別に新たな大規模な追加要素が制作されているケースはそう多くありません。

『スカイウォードソード HD』も基本的なゲーム内容はオリジナル Wii 版を踏襲。大きな追加要素はないようです。ですがオリジナル版で見られ問題点、不満点がいくつも改善。より遊びやすくなるよう、これまでに紹介した以外にも様々な改善、QoL の向上が含まれています。

たとえば「ファイ」のヘルプのオプション化やメッセージの早送り、アイテム取得時の情報表示の合理化、オートセーブ、カットシーンのスキップなど。

商品情報

  • タイトル : ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD
  • 対応機種 : Nintendo Switch
  • プレイ人数 : 1人
  • プレイモード : TVモード / テーブルモード / 携帯モード
  • ダウンロードに必要な容量 : 7.7GB(予定)

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