2018年末までに、フランス市場におけるNintendo Switch普及台数を200万台まで伸ばしたいと高い目標を掲げていた任天堂フランス。好調なホリデー商戦を受けて、見事その目標を達成したようです。
Le Figaroの取材に応じた任天堂フランスの代表Philippe Lavoué氏は、フランス市場におけるNintendo Switchの販売台数は、2018年12月31日時点で204万台となったことを明らかにしました。2017年は91.1万台だったのに対して、2018年は113万台を販売しました。
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Nintendo Switch、フランス市場の2018年は目標販売数を達成
Philippe Lavoué氏によると、Switchは年間を通して安定した売れ行きを見せながら、クリスマス時期に急増。1週間で10万台以上を販売し、Wii時代のような勢いとなりました。Nintendo Switch はまた、2018年にフランスで最も売れた家庭用ゲーム機でした。
発売から8年になるニンテンドー3DS市場は緩やかに減退。2017年は50.7万台を販売しましたが、2018年は25.4万台でした。累計販売台数は550万台。
昨年以上に売れたマリオカート8 デラックスが年間3位
ソフト面では、パッケージ版の集計で、年間ベスト10に任天堂ソフトが5タイトル入りました。
最も好調だったのは2017年4月発売の『マリオカート8 デラックス』で年間3位の売れ行き。2018年は70万本を販売し、累計120万本となりました。つまり『マリオカート8 デラックス』はフランスにおいても、イギリスと同様に2017年以上のセールスを見せ、2018年のSwitchトップセラータイトルとなりました。
2番手は『スーパー マリオパーティ』で年間5位でした。以下『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』(7位)、『スーパーマリオ オデッセイ』(8位)、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(9位)と続いたということです。 Philippe Lavoué氏によれば、これらタイトルはすべてパッケージ版のみで40万本以上を販売しています。
一時期失速した『マリオパーティ』ブランドですが、発売時期が異なるとはいえ、任天堂の年末の最注目タイトルだった『ポケモン ピカブイ』や『スマスペ』を上回る販売数を記録しています。年末はずっと上位でした。
ちなみに2018年フランスで最も売れたソフトは『FIFA 19』、2位は『Red Dead Redemption 2』だったということです。
年間順位はこんな感じ。
- FIFA 19
- Red Dead Redemption 2
- マリオカート8 デラックス
- Call of Duty: Black Ops 4?
- スーパー マリオパーティ
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- ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ
- スーパーマリオ オデッセイ
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
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2019年は2018年を超える1年に
Nintendo Switch を2018年末までに200万台売るという目標を達成した任天堂フランス。2019年はより2018年と同水準以上(110万台以上)の販売を目指します。
2019年のソフトラインナップはまだ完全には明らかになっていませんが、発表されているスケジュールでは、『ヨッシークラフトワールド』の発売日が3月29日に決まったほか、それぞれ異なるファンを抱え、ハード牽引も期待できる『どうぶつの森』『ファイアーエムブレム』『ポケットモンスター』の完全新作が控えています。『ルイージマンション3』も2019年内に発売予定です。また任天堂は、『Nintendo Labo』のような新しい提案も続けていくとしています。