フランスはヨーロッパの中でも任天堂人気が高い国の1つで、2020 年もそれは変わりませんでした。3 月発売の『あつまれ どうぶつの森』は 2008 年の『マリオカートWii』以来に年間売上トップを獲得し、Nintendo Switch 本体の売上はこの 1 年で 40% 以上増加しました。
任天堂フランスのマネージング・ディレクター Philippe Lavoue 氏が Le Figaro で、2020年のパフォーマンスについて報告しています。
イギリスでは『Call of Duty』または『FIFA』が年間1位2位を争うのが常ですが、フランスでもこの 10 年はほぼ同じ光景でした。2013年こそ『GTA V』が1位を獲得しましたが、2009年から2012年までは『Call of Duty』、そして2014年から2019年までは『FIFA』が年間1位です。『GTA V』以来にそのルーティーンを崩したのが『あつまれ どうぶつの森』でした。
2020年は『あつ森』が年間1位を記録。任天堂タイトルが1位をとったのは、2008年の『マリオカートWii』以来のことです(GfKによるパッケージ版売上)。
具体的な販売本数が明らかになるまではまだ少し待たなくてはなりませんが、『FIFA』シリーズが毎年100万本を超えていることから、それを上回った『あつ森』も 100 万本以上ではないかと見られています。
スイッチソフトの人気ぶりはほかタイトルでも見られます。3Dマリオ3作品を収録した『スーパーマリオ3Dコレクション』や定番の『マリオカート8 デラックス』、ジムの閉鎖により自宅で運動したい需要を捉えた『リングフィットアドベンチャー』も好調でした。
意外なヒットとなったのは51もの世界のゲームが収録された『世界のアソビ大全51』。『リングフィット』を上回ったばかりか、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』や『ペーパーマリオ オリガミキング』よりも優れたパフォーマンスを残しました。
Nintendo Switch 本体も驚くような売上の伸びを示しました。2020年、4 年目を迎えたスイッチ本体の 2019 年末までの普及台数は 330 万台。これが 2020 年末には 470 万台に。1 年で 40% 以上増加する、任天堂ハードの4年目としては前代未聞のペースとなりました。現在ではフランス人の 7% がスイッチを所有している計算です。
- 任天堂フランスからフランス市場における2020年パフォーマンスが報告
- ソフト1位は『あつまれ どうぶつの森』
- Nintendo Swith本体は前年から40%以上売上を伸ばし470万台規模に