フランスはアニメやマンガなど日本のサブカル人気が高い国のひとつ。ゲームも人気で、『マリオ』『ゼルダ』『ポケモン』などを持つ任天堂も高い支持を得ています。任天堂の現行主力ハードである Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)は 2017 年の発売当初から好調で、2022 年は約 98.7 万台を販売。累計販売台数は 709 万台に達し、これまで Wii(630万台)が保持していたホームコンソール(携帯型ゲーム機を除いた据置型ゲーム機)における歴代最多普及台数の記録を更新しました。
- Nintendo Switch は2022年、フランスで約100万台を販売し発売以来の累計販売台数は709万台
- Wii の630万台を上回り、フランス国内で最も普及したホームコンソールとなる
- 2022年のコンソール販売全体の50%を占める
2017年3月の発売開始から5年が経過し6度目のホリデー商戦を迎えたニンテンドースイッチですが、この時期のゲーム機としては異例の勢いを保っています。フランス国内における2022年の販売実績は 98.7 万台で、この年最も売れたゲーム機となりました。2021年からは約20%減少。しかしこの時期の任天堂ハードとしては驚異的なペースです。
2022年、スイッチの市場シェアは50%。フランスで売れたハードの2台のうち1台はスイッチでした。
任天堂フランスのゼネラルマネージャー Philippe Lavoué 氏は2022年のパフォーマンスを明らかにしました。
驚異的な売れ行きを続けるスイッチの普及台数は700万台を突破。累計で 630 万台普及した Wii が保持していたホームコンソールの歴代最多販売記録を更新しています。これはフランスの約 4 分の 1 の家庭に普及している計算だとか。他社のハードだと、PS4 が累計600万台を販売しています。
携帯型も含めフランス史上最も売れたゲーム機は 1,000 万台以上売れたニンテンドーDS。スイッチは現在2番手となります。
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『ポケモンSV』をはじめ『Nintendo Switch Sports』などソフトも好調
当然ながらソフトも好調でした。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は 70.1 万本を販売。『Pokémon Legends: アルセウス』は 57.5 万本、『マリオカート8 デラックス』は 44.5 万本を販売しています。任天堂フランスが積極的にプロモーションを行った『Nintendo Switch Sports』も 42.5 万本のヒットを記録しています(ダウンロード版を含まないパッケージ版のみの数字)。
Philippe Lavoué 氏によると『マリオカート8 デラックス』はいまやスイッチ所有者の半数以上が所有しています。
Nintendo Switch 主な ソフトの 2022 年販売実績(ダウンロード版を除く)
- ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(70.1万本)
- Pokémon Legends: アルセウス(57.5万本)
- マリオカート8 デラックス(44.5万本)
- Nintendo Switch Sports(42.5万本)
- マリオストライカーズ バトルリーグ(26.4万本)
- スプラトゥーン3(25.4万本)
- あつまれ どうぶつの森(25.3万本)
- 星のカービィ ディスカバリー(21.4万本)
マリオムービー公開に合わせいくつかの計画がある
2023年の任天堂は『ファイアーエムブレム エンゲージ』にはじまり、『星のカービィ Wii デラックス』、『ゼルダの伝説 ティアーズオブ ザ キングダム』『ピクミン4』と注目作が続きます。進捗が気になる『メトロイドプライム4』や未発表タイトルなども気になるところ。
また 4 月には映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開も控えています。Philippe Lavoué 氏によると映画公開にあわせて任天堂はいくつかの見せ場を準備しているそうですが、いまはまだ話せないとのこと。3月4月はまだスケジュールに空白がありますが、どんな驚きが用意されるでしょうか。