2011年2月に初代が発売されてから7年が経った任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」。一般的なゲーム機のライフサイクルを超えて現役ハードとして売れ続け、ハイブリッドコンソール「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」の影響を受けるかと思われた2017年も、北米では2016年を上回る販売実績を残しました。
2018年に入っても北米の3DSは人気を維持しているようで、目立った新作ソフトが無かったにもかかわらず、NPDグループのレポートによると、2018年1月は2013年以降で最も活気のある1月となりました。
3DSはこの1月、主だった新作はなく、またトップ20にも1本も入りませんでした。それでもこれまでに発売されたソフトが売れ続けて底堅い動きを示しています。たとえば昨年の目玉だった『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』は3DSチャートのトップ10の1位2位を確保していますし、『マリオカート7』は3位でした。任天堂が決算で示したように、定番ソフトがハードを支えているようです。
またアトラスのように、任天堂以外にも3DSのサポートを続けているメーカーもあります(北米では2月13に『ラジアントヒストリア』が発売されました)。
任天堂は、ニンテンドースイッチとは客層の異なる3DSを、少なくともまだ暫くの間は販売し続けていく考えを明らかにしています。3月にはダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ』『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』の強化版『名探偵ピカチュウ』の発売を計画しています。
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