カプコンは1月29日、PlayStation 4 / Xbox One 向けソフトとして1月26日に世界同時発売を開始した『モンスターハンター:ワールド (MONSTER HUNTER: WORLD)』について、ダウンロード版を含む全世界出荷本数が500万本を突破したと発表しました。発売から3日で、シリーズ歴代最高の出荷本数を達成しました(PC版も後日発売予定)。
モンハンワールド、発売3日でシリーズ初の500万本
『モンスターハンター』は、シリーズ累計販売4500万本を誇る(2018年1月28日時点)、カプコンを代表する大ヒットシリーズの1つ。『モンスターハンター:ワールド』は据置機向け『モンハン』としては9年ぶりとなるシリーズ最新作で、プレイヤーは調査団の一員として “新大陸” に足を踏み入れたハンターとなり、未知の大陸を探索します。エリア間の移動や各種アクションをシームレスで行えるほか、モンスターへ与えたダメージ数値の表示化やクエストへの途中参加など、シリーズ従来作からの新要素が加わっています。
国内を中心に人気を獲得してきた『モンスターハンター』。これまでの販売本数トップは2010年12月にPSPで発売された『モンスターハンターポータブル 3rd』の490万本でした。ここ数年はニンテンドー3DS向けに新作が発売されており『モンスターハンタークロス』が430万本、『モンスターハンター4G』が410万本、『モンスターハンター4』は410万本を販売しています。
海外では、メディアレビューや遊んだユーザーからの評価は高かったものの、セールス面では苦戦していた『モンハン』シリーズ。ブレイクしたのは、ニンテンドー3DS向けに発売された『モンスターハンター4G (海外名称:Monster Hunter 4 Ultimate)』でした。このタイトルで、シリーズ悲願の海外ミリオンセラーを達成。海外でも人気・知名度が上昇していることを実感させました。
そして久しぶりに据置機で発売された新作『モンスターハンター:ワールド』は、モンハンシリーズのお約束として残っていたマンネリや面倒だった部分が遊びやすく見直されたこともおそらく後押しとなり、発売開始から3日でシリーズの歴代記録を更新。世界規模での好調な滑り出しとなりました。日本でも PlayStation 4 本体が発売前から大きく動くなど、久しぶりの据置機『モンハン』を楽しみたいユーザーを引き込む効果も相当あるようです。
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カプコン史上4本目の500万本超タイトルに
カプコンの歴代最多売上は、2009年3月にPS3/Xbox 360で発売された『バイオハザード5』の720万本。2012年10月発売のPS3/Xbox 360用ソフト『バイオハザード6』が700万本でそれに続いています。3位は対戦格闘ゲームの金字塔『ストリートファイターII』(スーパーファミコン版)の630万本。カプコンはこれまでに80タイトル以上でミリオンセラーを達成していますが、500万本を超えたのはこの3タイトルしかありません。
カプコンは熱量を維持するため、モンスターの追加を含む無料アップデートを数回に渡って実施予定。継続的な販売の伸びを目指します。
また、2018年春からは日本全国7地区で予選を行い、日本一のハンターを決定する『モンスターハンター:ワールド』狩王決定戦を開催予定。ハリウッドでの映画化やユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催中の「モンスターハンター・ザ・リアル」など、ゲーム以外の展開も推進。『モンスターハンター』のブランド価値をさらに向上させるための施策を継続的に展開していきます。
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