1月26日、いよいよローンチとなるカプコンのハンティングアクション『モンスターハンター』シリーズ最新作の『モンスターハンター:ワールド』。海外市場でのさらなる飛躍を目指し、久しぶりに据置型ゲーム機で登場する『モンハン』ですが、PlayStation 4 をはじめ Xbox One や PC でもリリースされる中、これまで数作品で蜜月だった任天堂ハードには対応していません。今回、任天堂のゲーム機に対応していない理由について、カプコンの藤岡要氏と徳田優也氏が IGN のインタビューで改めて語っています。
カプコン、『モンスターハンター:ワールド』がニンテンドースイッチに対応しない理由を改めて説明
「『モンスターハンター』と任天堂との間で長年にわたって関係を築いている上で、『モンスターハンター:ワールド』を任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」で発売する計画はあるか」という質問に対して、「現時点でスイッチ対応の計画はありません」と改めて回答。
理由の1つには、『モンスターハンター:ワールド』が約4年という歳月をかけて開発が行われたことがあります。対応ハードに、当時最もパワフルな家庭用ゲーム機だった PlyaStation 4 / Xbox One を選び、そこへ注力するよう決定した段階で、ニンテンドースイッチは発売はおろか、発表すらされる前だったため、選択肢には含まれませんでした。
もう1つの理由は、ゲームコンセプトを表現する上で、最も適当なハードウェアは何かということ。『モンスターハンター:ワールド』の場合は、当時 PlayStation 4 と Xbox One が最適であると判断されました。
カプコンは以前、『モンスターハンター:ワールド』について、“いまの最新技術を使って最高のハンティングアクションを作る『モンハン』” が開発コンセプトであると述べ、スイッチを含む他プラットフォーム展開については、そのプラットフォームに適した形を考えていくとしています。
『モンスターハンター:ワールド』は据置型ゲーム機に向けた重厚路線のタイトルであり、ニンテンドー3DSやPSPで発売されていたコミュニケーションツール路線の『モンスターハンター』とは毛色が異なります。ハードの特長を生かした『モンスターハンター』を制作するのであれば、スイッチ対応版は『モンスターハンター:ワールド』の移植ではなく、持ち運びが可能な携帯性などを活用しコミュニケーションツールとして進化させたタイトルとして登場してきそうです。
『モンスターハンター:ワールド』は、2018年1月26日に PlayStation 4 用ソフトとして発売予定。海外ではXbox One / Steam 版も発売されます。
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