真冬で寒いのにエアコンが効かない、部屋が暖まらない、温風が出ないなどの原因と対処方法


 

数十年に一度の寒波で、東京でも最低気温が氷点下になる日が続いています。

エアコンの暖房をつけても暖まるのが遅かったり、効きがいまいちだったり。いつもとは異なる変な音がするなど、普段とは違う状況に遭遇することがあります。ガコガコと明らかに異音がしたり。

我が家のエアコンでも何度かそういう状況に遭遇。なんとか改善できる方法はないか調べてみました。

寒いから暖房をつけるのに、エアコンが効かない、なかなか暖まらない

外気温が低いと、部屋を暖めようとエアコンをつけてもなかなか暖まらないなんていう経験がよくあります。

たとえば、

  • エアコンを暖房にしても部屋が暖まらない
  • 温風が出ない
  • 電源は入ってるのに止まる
  • いつもと違う音がする

など。

うん、どれも当てはまります。

そもそもエアコンは寒さに弱い

外が寒いから暖まるのに時間がかかるのだろうと考えたりしますが、そもそも一般的なエアコンは寒さに弱く、あまりに外気温が低いと、暖房の能力が下がるという特徴があります。

また、エアコン本体が部屋の高い位置に設置されていることがほとんどなので、冷えている床の方まで温風が届かない、届くまでに温風が冷えてしまうなんてことも。

エアコンは暖房運転をするとき、外気から熱を奪うことで室内に暖かさを送っています。

外気温が下がっていくと、奪える熱量も少なくなってしまいます。そのため、暖房が一番必要な寒い日に暖房能力・効率がダウンしてしまいます。

また室外機に雪が積もったり、雪で室外機の周囲が塞がれてしまうと、効率的に空気を吸い込むことができず、能力が落ちる一因になっています。

吹き出し口がふさがっていると、室外機から吹き出された冷たい空気を室外機が再び吸い込んでしまう「ショートサーキット」という現象が起こることがあります。

そうなると、屋外の熱を効率よく取り込むことができず、電気代が高くなってしまうばかりか、暖房運転が停止してしまう可能性もあります。

参考:ダイキン
参考:大雪の困りごとと解決法|ダイキン

これら通常エアコンの欠点を補う寒冷地用エアコンもありますが、普及率はまだまだ。お値段もね。

そもそも北国では石油(灯油)ストーブが基本ですし、薪ストーブやペレットストーブもあります。身体が暖まる、えんとつつきの石油ストーブが恋しい。

話を戻して、通常のエアコンは外気温があまりに下がったり、積雪対策が万全ではないなどの弱点があります。気温が一定下がると能力が落ち、本来のパワーを発揮できなくなる可能性があります。

対処方法は?

そもそも、外気温が低いときにエアコンの暖房運転は十分な性能を発揮しにくい。という特徴を踏まえた上で、じゃあエアコンの暖房の効きが悪い場合になにができるのだろう。少しでも状況を改善したい時にできることをまとめてみます。

室外機の状態を確認する

室外機に雪が積もったり、雪で埋もれて詰まっていないかをチェック。もし積もっていたら雪かき、除雪をして周囲に空間をつくり、空気の通り道を確保しましょう。

本体のフィルターの掃除をしてみる

フィルターがホコリでつまっていると、空気を吸い込みにくくなり、運転効率が落ち、暖房効果が弱まるだけでなく余計な電気代もかかってしまいます。

またホコリはカビにつながることもあります。定期的な掃除を心がけるようにしましょう。

外からの冷気・熱が逃げるのを防ぐ

窓際はとくに外の影響を受け寒くなりる場所。せっかく部屋を暖めても、外から冷気が入ってくると効果が半減。昼間はカーテンやブラインドを開け、太陽の熱を部屋にたくさん取り込むようにします。

そして夜になれば厚手のカーテンを使って保温効果を高め、外からの冷気で熱が逃げないようにします。断熱効果のある窓シートを使っても効果があります。

暖房をつけると同時に、熱が逃げないよう対策をすることも効果的です。

窓から熱が逃げてしまわぬよう、遮熱カーテンの設置は必須。レースの遮熱カーテンも使って2重にするとより効果的です。

エアコン以外の暖房器具も使おう

エアコンが利かないと困りますが、暖房器具はなにもエアコンだけではありません。

エアコンの能力が落ちるほど寒くなったときに、それでもエアコンに頼るのではなく、他の暖房器具と併用するのがおすすめです。

北海道生まれ北海道育ちの僕が考えるおすすめは石油ストーブなのですが、賃貸だと使えないことも多いのが残念。そんなわけで、次はコスパもいいホットカーペットがおすすめです。床から暖まることで、下に降りてくる暖房の熱が逃げるのを防いでくれれます。足の冷え対策にもなります。

オイルヒーターも良いのですが、電気代が嵩むのが困りモノ。

というわけで外があまりに寒くなってくると、エアコンだけで暖を取るのは難しくなるという話でした。暖まらないことはないけれど、他の暖房器具と併用することで効率がアップしたり、快適に過ごせるようになります。

関連キーワード

share