発売から9月で世界販売1000万台を突破するなど Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) ばかりが目立つ任天堂ですが、今年で7度目の年末を迎えているニンテンドー3DSファミリーも堅調に推移しているようです。
任天堂アメリカのレジー社長は Forbes の取材に対し、ニンテンドー3DSファミリーの年間販売が昨年を上回る数字で着地しそうだと明らかにしました。
「米国での話ですが、今年のニンテンドー3DS本体は昨年を上回る数字を残せそうです。信じられません。3DSは7回目のホリデーシーズンも好調に推移しています」
2011年2月に日本で発売されたニンテンドー3DSは、北米を含む海外では2011年3月に順次発売。大型画面の 3DS LL や裸眼立体視機能を省いたエントリーモデル 2DS、そして性能を強化した “New” シリーズと、モデルチェンジや新たなバリエーションを投入しながら、2017年9月末までに世界6898万台を販売しています。
最新モデルは2017年7月に発売されたNewニンテンドー2DS LL。“New” シリーズの性能と LL の大画面、裸眼立体視オフかつ低価格という2DSの魅力を併せ持つモデル。7-9月の3ヶ月に世界114万台を販売しました。
レジー社長によると、3DSはスイッチとは異なる消費者にアピール。300ドルのスイッチをまだ買うタイミングではないと考える、若い消費者や家族にとって、より魅力的な製品に映っています。
「2台のニンテンドー2DSを180ドル前後で買うことができるでしょう。そこに2本のゲームと、いくつかの周辺機器も買い足せます。これは任天堂のゲームを楽しむ、実に効率的なやり方です」
任天堂が発表した第2四半期の販売実績によると、アメリカを含む米大陸はこの4〜9月に3DSの販売台数が前年比で伸びた唯一の地域。日本が6万台減らして76万台、欧州その他地域がトントンの92万台だった中、米大陸は20万台増の117万台でした。
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