EAの19年3月期は減収減益、パッケージ販売で苦戦


 

米エレクトロニック・アーツは5月7日、2019年3月期の第4四半期(Q4)および通期業績を報告。パッケージ販売が苦戦したQ4売上高は前年同期と比べて21.7%減の12億3,800万ドル、純利益は65.5%減の2億900万ドルと減収減益でした。通期売上高は3.8%減の49億5,000万ドル、純利益は2.3%減の10億1,900万ドルでした。通期ではデジタル関連が7.5%増と前期を上回っているものの、27%減となったパッケージ販売の苦戦が響きました。

デジタル受注(Net Bookings)の内訳は、コンソールが7%増の23億4,000万ドル、ついでPC・その他が16%増の8億600万ドルでした。モバイルは13%減の5億7,600万ドルでした。サービス別ではライブサービスが最も多く10%増の24億700万ドル。ゲーム本編が8%増の7億3,900万ドルで続いています。モバイルは13%減の5億7,600万ドル。

EAは2019年1-3月、EA史上最速で5,000万ユーザーを達成した新規IPの『Apex Legends』、『Anthem』をリリース。また『Battlefield V』ではバトルロイヤルを楽しめる新モード「ファイアストーム」がローンチしています。

この1年、『FIFA 19』と『FIFA 18』と合わせたユニークプレイヤー数は4,500万人を突破(コンソール版とPC版の合算)。『The Sims 4』のアクティブプレイヤー数は前期比で35%増加しました。

2020年3月期見通しではパッケージはさらに縮小。ただデジタル市場はさらに拡大すると見ていて、売上高は53億7,500万ドルの計画です。

ソフトウェアの販売計画としては例年通りQ2(7-9月)より『FIFA 20』『Madden NFL 20』『NHL 20』などスポーツタイトル最新作、さらに『Sea of Solitude』が登場。Q3(10-12月)には『Need for Speed』や『Plants vs. Zombies』、そして『Star Wars Jedi: Fallen Order』がローンチ予定です。

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