EAの2015年4−6月期は減収増益、事前予想を上回る


 

エレクトロニック・アーツ(EA)が発表した6月30日を末日とする2015年4-6月期(Q1、第1四半期)の業績は、5月の見通しを上回る結果となりました。前年同期と比較して減収となったものの、収益性の高いデジタルコンテンツが引き続き拡大して増益となっています。

米国会計基準のGAAPベースの売上高は12億300万ドルで、前年同期比0.9%減。純利益は31.9%増の4億4200万ドルでした。一株当たり利益は1.32ドルでした(1.04ドル)。特別項目を除いたNon-GAAPベースの売上高は6億9300万ドル(前年同期比10.5%減)、純利益は4900万ドル(19.6%減)、一株当たり利益は0.15ドル(0.19ドル)でした。

デジタルコンテンツの売上高は5億3200万ドル。PCその他向けが前年同期比34%増と大きく伸びて1億9200万ドル。据置機向けは2億1800万ドルでトントン、モバイル向けは2%増の1億2200万ドルでした。

コンテンツの種別では、追加コンテンツが最も伸びて21%増の2億5500万ドル。本編ダウンロードも18%増の8400万ドルでした。サブスクリプション広告その他は11%ダウンの7100万ドルでした。

Q1期間中のハイライト:
『Battlefield 4』『Battlefield: Hardline』のオンラインプレイ時間は1億7000万時間以上。
EAモバイルタイトルのMAU(月間アクティブユーザー)は1億5000万以上。
『FIFA 15』は1日平均1600万試合以上が行われている。

7−9月期はスポーツシーズン到来。先鋒の『Rory McIlroy PGA Tour』がすでに発売され好調な滑り出しを見せていますが、『FIFA 16』『Madden NFL 16』『NBA LIVE 16』『NHL 16』と定番の超人気タイトル新作が控えています。

7-9月期はGAAPベースの売上高8億1500万ドル、純損失1億8100万ドル、EPSはマイナス0.58ドルの見通し。Non-GAAPベースでは売上高10億7500万ドル、純利益1億3100万ドル、EPSは0.4ドルの見通し。

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