コナミの4-9月期は増収増益、スマホ向け好調で純利益が4割増の171億円


 

コナミホールディングスが10月31日に発表した2018年3月期の第2四半期業績は、スマホゲームが伸びたことなどを理由に増収増益となりました。純利益は前年同期比41%増の171億円でした。売上高は14%増の1154億円、営業利益は46%増の250億円でした。

ゲーム関連のデジタルエンタテインメント事業の売上高は29%増の578億円。セグメント利益は25%増の193億円でした。アミューズメント事業も58%伸びて売上高126億円、セグメント利益は156%増の46億円でした。

モバイルゲームでは、『実況パワフルプロ野球』や『プロ野球スピリッツA(エース)』などのレギュラータイトルが引き続き好評だったほか、グローバル市場向けタイトルの『遊戯王 デュエルリンクス』『ウイニングイレブン2017 (Pro Evolution Soccer 2017)』『ウイニングイレブン クラブマネージャー (PES Club Manager)』なども堅調に推移しました。

グローバル展開しているカードゲームの『遊戯王トレーディングカードゲーム』では、8月に『遊戯王 デュエルリンクス』とともに日本で世界選手権が開催。欧米でもTVアニメ新シリーズに対応する新作カードを発売するなどコンテンツ活性化が推進されました。

家庭用ゲーム向けでは『ウイニングイレブン2018 (PES 2018, Pro Evolution Soccer 2018)』が発売。また『スーパーボンバーマン R』や『実況パワフルプロ野球2016』も引き続き堅調だったということです。

健康サービス事業の売上高は6%減の330億円、セグメント利益は31%減の18億円でした。直営施設の退店などによる影響で減収減益となっているものの、新規会員獲得へ向けた新店オープンや施設のリニューアル、入会キャンペーン施策等の先行投資を行い、会員数は回復基調にあるということです。

ゲーミング&システム事業も減収減益。売上高は8%減の126億円、セグメント利益は22%減の12億円でした。スロットマシンの新規設置が減少したほか、カジノマネジメントシステムの導入時期が、一部下期に変更となったことが響きました。

アミューズメント事業では、アミューズメント施設向けマルチ電子マネー決済システム「シンカターミナル」のサービスを順次開始しているほか、遊技機分野において最新機種種『ラッキーベガス』『悪魔城ドラキュラ Lords of Shadow』を発売。また前期発売の『GI優駿倶楽部』のリピート販売も好調でした。

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