コナミの2018年3月期は増収増益、スマホ向けゲームが引き続き好調


 

コナミホールディングスが10日に発表した2018年3月期の通期決算は、売上高、営業利益、純利益が前期を上回る増収増益で過去最高益となりました。売上高は4%増の2395億円、営業利益は24%増の452億円、税引き前利益は26%増の447億円、純利益は18%増の305億円でした。スマホや家庭用ゲームを含むデジタルエンタテインメント事業が好業績を牽引。同事業の売上高は14%増の1203億円、セグメント利益は11%増の374億円でした。

モバイルゲームでは、当第4四半期において、『ときめきアイドル』『クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム』の2タイトルを、国内市場向けに配信を開始。また既存タイトルの『実況パワフルプロ野球』や『プロ野球スピリッツA(エース)』、グローバル市場向けの『遊戯王 デュエルリンクス』『ウイニングイレブン 2018(海外名「PRO EVOLUTION SOCCER 2018』『ウイニングイレブン クラブマネージャー(海外名「PES CLUB MANAGER」)』をはじめとする各タイトルが堅調に推移しました。

家庭用ゲームでは、メタルギアシリーズのスピンオフタイトル「METAL GEAR SURVIVE」を発売。『ウイニングイレブン 2018(海外名「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」)』では、各国の代表チームやクラブチームで活躍した過去の名選手とのコラボを実施したほか、eスポーツの取り組みとして、世界選手権「PES LEAGUE WORLD TOUR 2018」の予選を開催しています。カードゲームでは『遊戯王トレーディングカードゲーム』を引き続きグローバルに展開しています。

2019年3月期の業績予想は売上高2500億円、営業利益500億円、税引き前利益490億円、純利益320億円で、2期連続で最高益となる見通しです。ゲームは、スマートフォン向けゲームや家庭用ゲーム機向けソフトのラインナップを拡充する予定。『ウイイレ』はW杯特需を見込みます。ゲームやアミューズメント事業は東南アジア開拓も目指していくみたいですね。

カジノ機器は、世界最大のクルーズ客船運航会社であるカーニバルコーポレーションと導入する契約を結び、順次納入する予定です。

また2019年3月21日でコナミ創業50周年を迎えることを記念した、創業50周年記念配当が実施されます。普通配当に加えて、1株あたり50円の創業50周年記念配当を受け取ることができます(第2四半期末に25円、期末に25円)。

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