コナミの2017年4-12月期は増収増益、スマホ向けなどゲームが牽引。通期予想も上方修正


 

コナミホールディングスが1月31日に2018年3月期第3四半期決算を発表。スマートフォン向けゲームが引き続き好調だったこともあり、増収増益となりました。Q3の結果を受け、通期の純利益を前期比12%増の290億円へ上方修正しています。従来予想270億円を20億円上回る見通し。

Q3の売上高は前年同期比9%増の1787億円、営業利益は30%増の385億円、税引き前利益は32%増の381億円、純利益は26%増の260億円でした。

スマホ向けを中心にゲーム分野が好調

主力のデジタルエンタテインメント事業の売上高は22%増の897億円。セグメント利益は22%増の297億円でした。利益率は33.2%。モバイルゲームの『実況パワフルプロ野球』や『プロ野球スピリッツA(エース)』などの各タイトルが引き続き堅調に推移したほか、『ウイニングイレブン カードコレクション(海外名:PES CARD COLLECTION)』を10月にリリース。またモバイル版『ウイニングイレブン2018(PRO EVOLUTION SOCCER 2018)』の大型アップデートを実施し、1月には累計8000万DLを突破しました。『遊戯王 デュエルリンクス』も累計6000万DLを突破してます。

家庭用ゲームでは『ウイニングイレブン2018(PRO EVOLUTION SOCCER 2018)』や『スーパーボンバーマン R』、『実況パワフルプロ野
球2016』をはじめとするタイトルが堅調に推移しました。

この結果、このセグメントの通期予想を上方修正。期初に発表した予想は売上高1180億円、セグメント利益は310億円でしたが、新たな予想として売上高1200億円、セグメント利益370億円としています。利益率の高いスマホ向けが好調なことで、利益がより大きく上振れします。

この日発表した通期予想は売上高が従来予想を500億円下回る2400億円。営業利益は500億円増の450億円、税引き前利益が500億円増の440億円。健康サービス事業とゲーミング&システム事業で、期初予想に対しても、前年実績に対しても減収減益見通しとなっています。

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