カプコン、2017年3月期は『モンハン』以外にミリオン級の「大型タイトル」を2本投入。1本は400万本クラス


 

カプコンが10日に開催した決算説明会において、主力のデジタルコンテンツ事業における2017年3月期(2016年4月〜2017年3月)の主要タイトル販売計画が発表。

すでに発売タイトルが幾つか明らかになっていますが、「その他大型タイトル」の投入が2本予定されており、2作合計で600万本の販売を計画していることが明らかになりました。

『モンハン』ではない大型タイトルで400万本と200万本、計600万本を狙う

9日に発表された通期決算において、2017年3月期の発売タイトルとして『戦国BASARA 真田幸村伝』や『バイオハザード アンブレラコア』『逆転裁判6』『モンスターハンター ストーリーズ』への期待が明らかになっていますが、カプコンは『モンスターハンター』関連タイトルで200万本級、「その他大型タイトル1」で400万本級、「その他大型タイトル2」で200万本級を目指すと発表。

400万本を狙えるカプコンのIPとなると『モンスターハンター』を除けば『バイオハザード』ということになりますが、いよいよ本編最新作が登場してくるのかどうか。

コンシューマ戦略

  • 国内では『モンスターハンターストーリーズ』など人気シリーズ新作を発売
  • 海外市場に向けた大型タイトルも順次発売
  • VR(仮想現実)、eスポーツなど新たな技術・ビジネスへの対応

カプコンは2017年3月末までに、グローバルで35タイトル(SKU)を販売予定。パッケージの目標販売本数は、日本340万本(前期比▲130万本)、北米350万本(+90万本)、欧州160万本(+40万本)、アジア50万本(+10万本)の計900万本(+10万本)。デジタルは140万本増の750万本で、全体では1650万本(+150万本)を目指します。

タイトル数(SKU)は前期と比較して10本減少しますが、大型タイトルへの注力で販売本数はパッケージ/デジタル両面で増加する計画。目標売上高はパッケージ330億円(+18億円)、デジタルは140億円(+31億円)の合計470億円(+49億円)。

モバイルは40億円(+7億円)、PCその他は80億円(+9億円)で、デジタルコンテンツ事業全体の目標は売上高590億円(+65億円)、営業利益143億円(+22億円)。

[追記]
カプコンから、400万本&200万本を狙うタイトルの詳細が発表。大方の予想通り、『バイオハザード』シリーズ最新作となる『バイオハザード7』と『デッドライジング』シリーズ最新作の『デッドライジング4』でした。

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