週刊モーニングで連載中、よしながふみ先生の漫画『きのう何食べた?』第1巻(#4)に登場した「いちごジャム」のレシピ書き起こしです。自分でも作ってみたくなったのでメモ。分量など原作で詳細に書かれていない、ざっくりとしたレシピしか記載のない部分については自分の経験と好みの味付けに補完して再現しています。
いちごジャムの第4話では、シロさんがこだわりをもって利用しているパン屋が登場。このパン屋というのが、どうもシロさんの昔の彼女・仁美さんがやっているパン屋さん(後にも先にも、シロさんが女性で付き合ったのは彼女1人らしい。しかももう20年以上も前。つまり20代前半のころ)。なのでケンジは、美味しさを認めつつ嫉妬を感じていたのでした。
そのパン屋へ、1人で偵察に行ったことのあるケンジ。40代に見えない若さを保ち、人当たりもよく、それでいてパンも美味しい(結局食パン1斤買って帰った)。それがまた悔しかったようで。。。
いちごジャム
材料
- いちご … 2パック(作内では2パックで300円。激安)
- 砂糖 … 180g
(きちんと保存したいなら300g必要。目安は果物の重量の半分)
作りかた
- 熱湯で洗った広口のびんを乾いた布巾の上にふせて、自然乾燥させる(直径9cmのびんいっぱいにできます)。
- いちごは洗い、ヘタをとってボウルに入れる。砂糖を180gぐらいまぶす(これは食べきるため量が少なめ。きっちり保存するなら300g必要とのこと)。ボウルの中でそのまま3時間以上おく。
- 浸透圧でいちごから徐々に水気が出るので、ここで中身を鍋へ移す。
- 水は足さず、そのまま鍋を中火にかけて木べらで混ぜながら煮ていく。途中、アクが出てくるので丁寧にすくっていく。
(すくったアクをロシアンティーなどにしても美味しいらしい) - いったん色が抜けても気にせず煮て、煮詰めていくとまた色が戻り、粒が透明な深いルビー色になってくる。いちごの粒がすべてルビー色になり、トロリと煮詰まってきたら火を止める。熱いうちにびんに詰めて蓋をする。