当ブログ t011.org は今年1月に、これまで使っていたシックスコアからエックスサーバーへとサーバーを移転しました。さらに2月は、移転目的の1つでもあった常時SSL化(HTTPS)を行いました。
以前は個人サイトには不要なのでは?と思っていたSSL化ですが、GoogleもSSL化を推奨しているし、やっておかねばというわけで実施。緑色で「保護された通信」と鍵アイコンが表示されるようになり、ひとまずおおまかな移行は完了しています。
今後のアドレスは「https://t011.org」となります。旧アドレスでアクセスしていただいた場合でも新URLにリダイレクトされるようになっています。
Google もSSL化を推奨
HTTPよりも安全だということで、Google も推奨している常時SSL化。メジャーなサイトでは続々と対応が進められていたり、Google 自身も以前から「HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります」や「サイトの安全性を高めましょう」と発言し、移行を促しています。
Google はさらに、2018年7月にリリース予定の「Chrome 68」から、すべてのHTTPサイトで「保護されていません (Not secure)」を表示すると公式に発表。Chrome 68 以降は「http」で始まるすべての Web サイトで、警告が表示されるようになってしまいます。
検索順位やアクセス数への影響は
SSL化(HTTPS)について調べているときに気になったのは、SSL化をすると「検索順位が下がった」だったり「登録インデックスが減った」や「アクセス数が減少した」などの報告が多くあったこと。1週間程度で戻る人もいれば、検索順位が落ちて、そのまま戻らないという人も。
おっかなびっくり。で、このサイトをSSL化した影響はどうだったかというと、検索エンジンからの流入の増減はほとんどありませんでした。
登録されるURLが「HTTP」から「HTTPS」へと切り替わっていく段階で、インデックス数が一時的に減少した影響なのか検索流入がやや減少する日がありましたが、その後数日かけて持ち直し、全体として見れば以前の流入数に戻っています。落ちたページもありましたけれど。
サーチコンソールにも新たなURLで登録したわけですが、登録から2週間ほどでインデックスが以前の規模に戻りました。
SSL化で検索順位が上がった、アクセス数が増えたといった報告もあったので密かに期待していたのですが、そうは甘くないですね。順位に影響すると言っても、皆がSSL化すれば横並び。SSL化で順位が上がるというよりも、非SSL(HTTP)のままでいたときに影響が出る可能性がある程度のものなのかもしれません。