ローンチタイトルの売上が芳しくなかったという表向きの理由からWii U向け開発の休止を公表したElectronic Artsとは対照的に、フランスのUbisoftは任天堂に対し全幅の信頼を寄せています。
UbisoftはWii Uローンチ以前からも「我々はWii Uにおけるナンバーワンサードパーティになる」発言をするなど、積極的にWii Uソフトを開発、発売。『ZombiU』をはじめとして、これまでに任天堂よりも多くのソフトをリリースしています。
未完成OSやソフト開発の遅れなど、任天堂の躓きで世界的に期待外れな普及速度となっているWii Uですが、Ubisoftは「どんな新しいコンソールでさえ、基盤を確立させ伸ばすまでにはある程度時間がかかります」と難航にも理解を示します。
「UbisoftはWii U向けに、『Rayman Legends』『Watch Dogs』『Assassin’s Creed IV: Black Flag』『Splinter Cell: Blacklist』等ビッグタイトルを含むバラエティに富んだ、ハイクオリティなラインナップを用意しています。
我々のタイトルがユーザーの関心を惹きつける手助けとなると考えていますし、Wii Uが市場に受け容れられていくように、任天堂が対策を講じていくだろうと確信しています」
EAは言わずもがな、『CoD』シリーズのActivisionも「期待はずれだった」と発言するなど、ローンチまでの盛り上がりはなんだったのかと言うほど、あっという間に風向きが悪くなっているWii Uですが、Ubisoftは売上に満足はしていないものの、任天堂をフォローするような言動が多いんですよね。
Ubisoftの姿勢に応えていけるようなセールスを見せられるようになれば、我々ユーザーにもソフトラインナップという形で還元されるでしょうし、任天堂の夏以降の展開と共にそうなっていくことを期待したいと思います。