元レア社のスタッフで、『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズ等のコンポーザーを務めた Grant Kirkhope 氏は、2008年のXbox 360用ソフト『ガレージ大作戦』リリース以来新作が止まっている、同シリーズのナンバリング最新作『3』を開発したいと願い続けています。
Game Grumps に出演した Kirkhope 氏は、
「レアを退社したスタッフが皆で再び集って会社を設立し、任天堂から『バンジョー3』(あるいは別タイトルとしてでも)の開発資金が下りたらと思っているんだ」
とコメント。
「もし『バンジョー3』を開発出来るのならとても素敵なことだし、お互いにとっても幸せな事です。僕たちは、それにトライしてみるべきではないかと考えているんです」
『バンジョーとカズーイ』シリーズはレアが保有する IP で、そのレアは現在マイクロソフト傘下に入っています。そのため、直接の続編が任天堂ハードで実現する可能性は低いでしょう。
そのことから Kirkhope 氏は昨年、シリーズの直接的な続編ではなく、バンカズ “らしさ” を残した後継作を制作するため、「Mingy Jongo」という開発チームを立ち上げました(残念ながら、このプロジェクトは後に中止となってしまいましたが)。
[追記]
ただ、レアの中でも3Dアクションゲームを制作したいと考えるタレントは少なくなかったようで、『スーパードンキーコング』や『バンジョーとカズーイの大冒険』などに携わったベテランが集まり Playtonic Games を設立。バンカズの特徴的なバディアクションを残した3Dアクション新作『Yooka-Laylee』を開発し、Kirkhope 氏もコンポーザーの1人としてプロジェクトに参加しています。
『Yooka-Laylee』は、任天堂が2017年3月に発売した家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」にも対応。『バンジョーとカズーイの大冒険3』としてではありませんが、バンカズのバディアクション要素を継承する新作タイトルとなって、任天堂プラットフォームに帰ってきました。