Circana(旧NPDグループ)より、2024年10月度の米国ゲーム市場規模が報告(集計期間:2024年10月6日〜11月2日週)。2024年の米国ゲーム市場は前年割れが続いていますが、2024年10月の推定売上高は前年同月比10%増加して46億6200万ドルとなりました。10か月の累計では1%増の453億6000万ドル。
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2024年11月 米国ゲーム市場規模
- トータル売上高 :46億6200万ドル(+10%)
- コンテンツ : 42億2700万ドル(+12%)
- ハードウェア : 2億4900万ドル(▲23%)
- 周辺機器・アクセサリ : 1億8700万ドル(+15%)
コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供
- トータル売上高 : 453億6000万ドル(+1%)
- コンテンツ : 404億2300万ドル(+4%)
- ハードウェア : 28億1500万ドル(▲29%)
- 周辺機器・アクセサリ : 21億2200万ドル(+8%)
コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供
ソフトウェア:『CoD: BO6』が貫禄の1位、『DBSZ』もシリーズ歴代最高のデビュー
年末商戦に向けた秋タイトルが数多く発売されはじめた10月、月間トップは人気FPS『Call of Duty』シリーズ最新作の『Call of Duty: Black Ops 6』が獲得しています。『CoD: BO6』は年間3位でのデビュー。発売後2週間のゲーム本編売上高は、前年同期の『Call of Duty: Modern Warfare III』を23%上回りました。シリーズ初めて発売初日から Xbox Game Pass への対応をはたしたわけですが、相変わらずの人気です。
2位は『ドラゴンボール』ゲームの新作『ドラゴンボール Sparking! ZERO』が獲得。年間で4位につける好調な出足を見せています。『ドラゴンボール Sparking! ZERO』は前作『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』から17年ぶりの新作となる『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズの第4作目。
発売24時間で世界売上が 300 万本を突破するなど『ドラゴンボール』の世界人気を見せつけていますが、米国においても同様で、発売からわずか1か月で『ドラゴンボール』ゲームとして過去最高の売上金額となりました。またバンダイナムコタイトルとして『エルデンリング』『ダークソウルIII』に次ぐ歴代3位につけています。
3位に入ったのはコナミのサイコロジカルホラー『サイレントヒル2』。2001年に発売された同名タイトルのリメイク版です。Unreal Engine 5 によりリファインされた最新のグラフィックとサウンドで、臨場感を増した恐怖体験をすることができます。売上高は発売1か月目で、オリジナル版に次ぐシリーズ第2位につけています。
その他新作ではアトラスの新作ファンタジーRPG『メタファー:リファンタジオ』が5位、任天堂の『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』、『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は9位でデビューしています。
2024年10月 月間トップ20
- (–) Call of Duty: Black Ops 6 – Microsoft
- (–) Dragon Ball: Sparking! Zero (ドラゴンボール Sparking! ZERO) – バンダイナムコエンターテインメント
- (–) Silent Hill 2(サイレントヒル2) – コナミ
- (–) EUndisputed – Plaion
- (–) Metaphor: ReFantazio (メタファー:リファンタジオ) – セガ
- (–) Dragon Age: The Veilguard – Electronic Arts
- (–) Super Mario Party Jamboree (スーパー マリオパーティ ジャンボリー)* – 任天堂
- (3) Madden NFL 25 – Electronic Arts
- (–) Sonic X Shadow Gnerations (ソニック × シャドウ ジェネレーションズ) – セガ
- (1) EA Sports FC 25 – Electronic Arts
- (5) EA Sports College Football 25 – Electronic Arts
- (4) The Legend of Zelda: Echoes of Wisdom (ゼルダの伝説 知恵のかりもの)* – 任天堂
- (8) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
- (9) NHL 25 – Electronic Arts
- (2) Astro Bot (アストロボット) – SIE
- (14) Minecraft – 複数メーカー
- (7) NBA 2K25* – Take-Two Interactive
- (–) Life is Strange: Double Exposure – スクウェア・エニックス
- (90) Final Fantasy I-VI Bundle – スクウェア・エニックス
- (13) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
** デジタル販売を含まず
^^ 任天堂プラットフォームのデジタル販売を含まず
2024年 年間トップ20(2023年12月30日〜2024年11月2日)
- (1) EA Sports College Football 25 – Electronic Arts
- (2) Helldivers II – SIE
- (–) Call of Duty: Black Ops 6 – Microsoft
- (–) Dragon Ball: Sparking! Zero (ドラゴンボール Sparking! ZERO) – バンダイナムコエンターテインメント
- (3) Call of Duty: Modern Warfare III (2023) – Activision Blizzard
- (7) Madden NFL 25 – Electronic Arts
- (4) EA Sports MVP Bundle – Electronic Arts
- (5) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
- (6) Dragon’s Dogma II (ドラゴンズドグマ2) – カプコン
- (10) EA Sports FC 25 – Electronic Arts
- (8) MLB: The Show 24^ – SIE
- (9) WWE 2K24** – Take-Two Interactive
- (11) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
- (12) Grand Theft Auto V** – Take-Two Interactive
- (13) Final Fantasy VII: Rebirth (ファイナルファンタジーVII リバース) – スクウェア・エニックス
- (14) Tekken 8 (鉄拳8) – バンダイナムコエンターテインメント
- (15) NBA 2K24** – Take-Two Interactive
- (17) Minecraft^^ – 複数メーカー
- (16) Madden NFL 24 – Electronic Arts
- (18) Suicide Squad: Kill the League – Warner Bros. Games
** 1〜9月のデジタル販売を含まず
^ 任天堂・Xboxプラットフォームのデジタル販売を含まず
^^ 任天堂プラットフォームのデジタル販売を含まず
モバイルではポケモンカードゲームを原作とするカードゲームアプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケモントレーディングカードゲームポケット、通称ポケポケ)がついにリリース。配信開始から1週間で世界3000万ドルの収益を叩き出しています(44%が日本から、22%がアメリカから)。
ハードウェア
ハードウェア市場は前年10月から23%下落して2億4900万ドル、年間では29%下落して28億1500万ドルとなっています。10月は Nintendo Switch の38%減だけでなく、いま一番勢いのあるPS5も20%減、Xbox Series X|S も18%減少しました。最も売れたのはPS5(台数・金額)、2位はXbox Series X|Sでした。
10月は珍しく販売台数に関する詳細な数字が出されていて、アーケード・家庭用ゲーム機(Nintendo Switch / PS4 / PS5 / Xbox Series X|S)・プラグ・アンド・プレイで合計60万4000台だったのだそう。1年前は75万9000台でした。
周辺機器・アクセサリ市場は15%上昇して1億8700万ドルでした。年間では8%増の21億2200万ドル。PlayStation Portal が引き続き人気を維持しており、金額ベースで最も売れた周辺機器となっています。