Circana(旧NPDグループ)より2024年11月の米国ゲーム市場規模レポートが到着。11月は再び前年を下回る推移となっており、推定支出額は7%減の57億5,500万ドルでした。11か月累計では2023年とほぼ同額。
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2024年11月 米国ゲーム市場規模
- トータル売上高 :57億5500万ドル(▲7%)
- コンテンツ : 44億5500万ドル(▲9%)
- ハードウェア : 9億2700万ドル(+0%)
- 周辺機器・アクセサリ : 3億7300万ドル(+4%)
コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供
- トータル売上高 : 511億1600万ドル(+0%)
- コンテンツ : 448億7800万ドル(+2%)
- ハードウェア : 37億4200万ドル(▲24%)
- 周辺機器・アクセサリ : 24億9500万ドル(+8%)
コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供
ソフトウェア:『EA Sports College Football 25』がスポーツゲームとして歴代最大売上に
2024年11月は力強さを維持する『Call of Duty: Black Ops 6』が2か月連続の首位を達成。年間順位もひとつ上げて2位になりました。
ここまで年間1位を維持する『EA Sports College Football 25』は、米国内で販売されたスポーツゲームとして歴代最多の販売金額を記録。米国の歴代トップ50の50位につける販売規模となっています。
またEAのゲームタイトルを中心にセールによりランキング上昇。『Madden NFL』が2位、『EA Sports FC 25』が3位、『Marvel’s Spider-Man 2』が14位など、いくつか順位を上げています。
モバイルでは先月末にリリースされた『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケモントレーディングカードゲームポケット、通称ポケポケ)が人気となっています。11月の世界収益は『Royal Match』や『MONOPOLY GO!』を上回り2位につけているということです。
2024年11月 月間トップ20
- (1) Call of Duty: Black Ops 6 – Microsoft
- (8) Madden NFL 25 – Electronic Arts
- (10) EA Sports FC 25 – Electronic Arts
- (11) EA Sports College Football 25 – Electronic Arts
- (2) Dragon Ball: Sparking! Zero (ドラゴンボール Sparking! ZERO) – バンダイナムコエンターテインメント
- (7) Super Mario Party Jamboree (スーパー マリオパーティ ジャンボリー)* – 任天堂
- (–) Mario & Luigi: Brothership (マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!)* – 任天堂
- (9) Sonic X Shadow Gnerations (ソニック × シャドウ ジェネレーションズ) – セガ
- (17) NBA 2K25* – Take-Two Interactive
- (6) Dragon Age: The Veilguard – Electronic Arts
- (13) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
- (–) Dragon Quest III(HD-2D版 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…) – スクウェア・エニックス
- (15) Astro Bot (アストロボット) – SIE
- (22) Marvel’s Spider-Man 2 – SIE
- (3) Silent Hill 2(サイレントヒル2) – コナミ
- (4) Undisputed – Plaion
- (5) Metaphor: ReFantazio (メタファー:リファンタジオ) – セガ
- (16) Minecraft – 複数メーカー
- (–) My Sims: Cozy Bundle – Electronic Arts
- (87) Marvel vs. Capcom Fightring Collection: Arcade Classics – カプコン
** デジタル販売を含まず
^^ 任天堂プラットフォームのデジタル販売を含まず
2024年 年間トップ20(2023年12月30日〜2024年11月30日)
- (1) EA Sports College Football 25 – Electronic Arts
- (3) Call of Duty: Black Ops 6 – Microsoft
- (2) Helldivers II – SIE
- (4) Dragon Ball: Sparking! Zero (ドラゴンボール Sparking! ZERO) – バンダイナムコエンターテインメント
- (5) Call of Duty: Modern Warfare III (2023) – Activision Blizzard
- (6) Madden NFL 25 – Electronic Arts
- (10) EA Sports FC 25 – Electronic Arts
- (7) EA Sports MVP Bundle – Electronic Arts
- (8) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
- (9) Dragon’s Dogma II (ドラゴンズドグマ2) – カプコン
- (12) MLB: The Show 24^ – SIE
- (11) WWE 2K24** – Take-Two Interactive
- (13) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
- (14) Grand Theft Auto V** – Take-Two Interactive
- (15) Final Fantasy VII: Rebirth (ファイナルファンタジーVII リバース) – スクウェア・エニックス
- (16) Tekken 8 (鉄拳8) – バンダイナムコエンターテインメント
- (17) NBA 2K24** – Take-Two Interactive
- (18) Minecraft^^ – 複数メーカー
- (19) Madden NFL 24 – Electronic Arts
- (24) Marvel’s Spider-Man 2 – SIE
** 1〜9月のデジタル販売を含まず
^ 任天堂・Xboxプラットフォームのデジタル販売を含まず
^^ 任天堂プラットフォームのデジタル販売を含まず
ハードウェア: Nintendo Switch 累計売上が PS2 を上回る
ハードウェア市場の売上高は前年比で横ばいの9億2,700万ドルでした。PS5に対する支出が15%増加した一方で、Xbox Series X|Sは29%減少、Nintendo Switchも3%減少しました。
PS5の拡大はPlayStation 5 Pro の販売開始の影響が大きく、PS5の総販売台数の19%、販売金額の28%を占めました。PSプラットフォームで2度目のプロモデル投入となったPS5 Pro。発売月の売上状況を2016年11月のPS4 Proと比較すると、販売台数面では12%減少したものの、販売金額は50%以上上回りました。
この結果、PS5は11月も販売台数・販売金額の両方で1位に。2位は Nintendo Switch でした。
11月はハードウェアプラットフォーム全体で240万台売れました。前年同雨月の230万台を4%上回っているということです。2024年11月末までの累計では940万台が販売。前年同期の1180万台から大きく減少しています。
そして Nintendo Switch にもひとつマイルストーン。2024年11月度の販売動向から、米国市場における Nintendo Switch の累計販売台数が PlayStation 2 のそれを上回りました。Nintendo Switch の累計販売台数は4,660万台となり、ニンテンドーDSに次いで歴代2位のハードとなりました。
周辺機器・アクセサリ市場は4%増加して3億7,300万ドル。コントローラーに対する支出が8%増加したことが市場を牽引しました。今月も PlayStation Portal がよく売れました。