『スターリンク バトル・フォー・アトラス』販売不振によりの新作トイが中止に、Ubisoftはゲーム内コンテンツ拡充に注力


 

Nintendo Switch版は任天堂『スターフォックス』とのコラボレーションもある、Ubisoftの新規オープンワールドシューティングゲーム『スターリンク バトル・フォー・アトラス』。

おもちゃとゲームが連動する「Toys-to-Life」要素を含むシューティングゲームですが、開発・発売元のUbisoftは今後のアップデートに対応する新作トイの発売を中止する決断を下しました。

発売中止の理由は、会社側が期待していたほどの売上に届かなかったため。

『スターリンク バトル・フォー・アトラス』新作トイは発売中止に

Ubisoftの開発チームは『スターリンク バトル・フォー・アトラス』の公式サイトを更新し、プレイヤーからの継続的な支持にもかかわらず、その売上は僕らの計画を下回っていると報告。

残念ながら、春アップデートや今後に対応する、追加のおもちゃを発売しない判断を決めたと発表しました。

『スターリンク バトル・フォー・アトラス』は、スターシップを操り、広大な宇宙を自由に探索・冒険できる、オープンワールドシューティングゲームです。

かつての『スカイランダーズ』や『ディズニー・インフィニティ』『LEGO Dimensions』のような「Toys-to-Life」要素が組み込まれていて、スターシップのフィギュアやパーツを付け替えると、リアルタイムにゲームに反映されるという特徴を備えています。

ニンテンドースイッチ版は、同じく宇宙を舞台とする3Dシューティングゲーム『スターフォックス』とコラボ。主人公フォックス・マクラウドや戦闘機アーウィン、スターフォックスチーム、ライバルのスターウルフチームが登場するほか、専用のミッションも用意されています。

Ubisoftは『スターリンク バトル・フォー・アトラス』で、ゲーム本編だけでなく「Toys-to-Life」関連で収益をあげることも期待していました。しかし想定していた売上にはつなげられず計画は未達。アップデートに対応する新作トイの発売は中止となっていました。

そもそもToys-to-Life市場が縮小している

一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いで人気ジャンルに急成長した「Toys-to-Life」市場ですが、現在は縮小。対応タイトルは次々と販売を終えています。『ディズニー・インフィニティ』や『LEGO Dimensions』は開発を終了。先駆者の『スカイランダーズ』も2016年の『Skylanders: Imaginators』を最後に休止状態です。

ビジネスが続いているといえるは、特定タイトルと深くつながるのではなく、広く浅くつながる任天堂の『amiibo』と、モバイルを中心に展開するTCG『Lightseekers:Awakening』くらいでしょうか。

ゲーム内コンテンツを充実させていく

将来のアップデートに対応する追加のフィギュアやパーツの発売はなくなってしまいましたが、Ubisoftは目下、新しいスターシップやパイロット、ウェポン、ミッション、アクティビティなどゲームコンテンツを拡張するアップデートに懸命に取り組んでいるとして、デジタル方面でゲームのサポートを続けていくと強調しています。

フォックス以外のスターフォックスチームも参戦

Nintendo Switch版のアップデートでは、独占の『スターフォックス』ミッションが追加。対スターウルフチームとの戦いのなかで、フォックス以外のスターフォックスチームメンバー(ファルコ、ペッピー、スリッピー)がプレイアブルになります。


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