任天堂、Switch『メトロイドプライム4』の開発体制を見直し。オリジナル版担当のレトロスタジオとイチから再スタート


 

任天堂は1月25日、Nintendo Switch 向けに開発中の『Metroid Prime 4 (メトロイドプライム4)』の開発体制をイチから見直すと発表しました。1〜3までのオリジナル版を担当したレトロスタジオと再スタートを切ります。

Metroid Prime 4 (Nintendo Switch) 開発状況に関するお知らせ

『メトロイドプライム4』は2017年のE3で開発が発表された、FPA(ファーストパーソン・アドベンチャー)『メトロイドプライム』シリーズの最新作。オリジナル版『1』〜『3』を担当したレトロスタジオではない、別のデベロッパーが担当しているとされていました(噂ではバンダイナムコスタジオが担当とも。あくまで噂ですけれど)。

スクリーンショットの1枚も公開されないまま時間が経ち、それでも開発は順調とも言われていましたが、遂に今回、開発体制見直しが任天堂のソフト開発部門を統括する高橋伸也氏から発表されました。

『メトロイドプライム4』はこれまでの開発状況を見る限り、任天堂の目指す品質に届いていないという現状を踏まえ、開発体制の見直しが決定。プロデューサーの田邊賢輔氏と、オリジナル版を開発した任天堂子会社のレトロスタジオという新たな開発チームで、イチから再スタートを切ります。

開発を最初からやり直すことに近いところからの再出発となるため、完成は当初想定していたスケジュールから大幅に遅れることとなってしまいました。

  • オリジナル版を開発してきた任天堂子会社のレトロスタジオが新たに開発を担当する。
  • イチから仕切り直すため、当初想定していたスケジュールよりも大幅に完成が遅れる。

というわけで、なかなか続報が届かなかった『メトプラ4』は開発体制の見直しとなり、結局レトロが担当することとなりました。レトロスタジオはここ5年、メインでは『ドンキーコング トロピカルフリーズ』しか開発しておらず、取り掛かっているという新たなプロジェクトも未発表のまま。

グラフィックエンジニアやフィジックスエンジニア、アートディレクターなど、AAAタイトル開発人材を募っていながら、プロジェクト詳細が見えてきませんでしたが、最終的に、スタジオの代名詞でもある『メトロイドプライム』を任されることとなりました。

完成まで相当な時間がかかるのであれば、間をつなぐためにトリロジーのNintendo Switch移植の可能性も出てきそうですけれど、どうなりますか。


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