6月28日に任天堂の社長に就任した古川俊太郎氏は、京都新聞のインタビューに対して、2011年の発売から7年が経ち8年目に入っている携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」について言及。持ち運びできる据置型ゲーム機ニンテンドースイッチの普及が国内外で進むなか、価格面などで優位性があるとして、今後も当面は棲み分けが可能だとの考えを示しました。後継機種については「いろいろな可能性を検討している」と述べています。

発売から7年がたった携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」は「商品として長くなったが、買い求めやすさなどの面でスイッチよりも優位性はある」と説明。スイッチも持ち運びが可能だが、当面は住み分けしていくとした。後継機については「いろいろな可能性を検討している」と述べるにとどめた。

via: 任天堂、スマホ向け「売上高1千億円目標」 就任の古川社長 : 京都新聞

2011年2月に、ニンテンドーDSの後継機種として登場したニンテンドー3DSは、2018年3月末までにハード(3DS/3DS LL/New3DS/New3DS LL/2DS/New2DS LL)が累計7,253万台、ソフトは累計3億6489万本が販売。

2016年4月から2017年3月までの2017年3月期は『ポケモンGO』効果もあって前年度比でプラス成長。2018年3月期も米大陸では前期比でプラスと、ライフサイクルの後半でありながらまだまだ伸びしろがあるところを見せています。

以前からスイッチと併売していく考えを明らかにしている任天堂は、ニンテンドー3DS向けに新作ソフトを複数発表しています。今年もこれから『進め!キノピオ隊長』や『メイド イン ワリオ ゴージャス』、『ルイージマンション』が予定されており、2019年に入っても『マリオ&ルイージRPG3 DX』がすでに準備。オーストラリアのレーティング審査を通過したことから、発売はそう遠くならないだろうと考えられます。さらに、現在発表されていない新作タイトルも控えているといいます。

ニンテンドースイッチが爆発的に普及したことで、任天堂の売上高はスイッチが大半を占めている状況。持ち運びが可能なスイッチは携帯機としての要素も兼ねるとはいえ、頼り切りになる依存を回避するため、任天堂はスマホ事業で売上高1000億円を目標に掲げるなど、他のビジネス分野の拡大を目指しています。

任天堂のキャラクターや任天堂のゲーム機に最初に触れるエントリーマシンとしての役割を担う携帯型ゲーム機分野も、これから先は以前ほどの売上規模を見込めないかもしれませんが、選択肢としては残したい分野でしょう。

3DSまで続いてきた携帯型ゲーム機の直接的な後継機となるのか、あるいはニンテンドースイッチから派生する携帯機なのかは分かりませんが、子供層との接点となることを考えると、今後も何らかの形で低価格帯の携帯ハードは続いていきそうですけれど、はたしてどうなるでしょうか。

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