任天堂は2018年3月期の通期決算報告の中で、この2月で発売から7周年を迎え、8年目に入った携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」プラットフォームについて、2019年以降も新作タイトルを投入する準備をしていることを明らかにしました。

2019年以降も 3DS は現役、新作ソフト発売へ

ポケモン20周年で盛り上がった2017年3月期は5500万本を上回る回復を見せたものの、3DSの販売数は、2014年3月期をピークに減少傾向が続いています。2018年3月期はハードが640万台、ソフトが3564万本で、いずれも前期実績、前々期の実績を下回りました(年度目標は達成)。

2019年3月期の計画は、ハードが400万台、ソフトが1600万本と2018年3月期から大幅に減少する見通しですが、任天堂は2019年以降もベテラン携帯ハードへ新作タイトルを投入し、ビジネスを継続していく計画であるとしています。

新作タイトルとして強調されているのは『ザ・デッドヒートブレイカーズ』(4月)、『超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido』(6月)、『進め!キノピオ隊長』(7月)、『メイド イン ワリオ ゴージャス』(8月)、『ルイージマンション』(2018年内)、そして『マリオ&ルイージRPG3 DX』(2019年)。

任天堂の君島社長は「発売中のタイトルに加え、新作タイトルとしてもご覧のようなタイトルを発表しています。2019年以降も、新作タイトルを準備しています。こうした新作タイトルも活かしながら、ビジネスを継続していく計画です」としています。

発売ソフトは1000タイトル以上

ニンテンドー3DSファミリー(3DS/3DS LL/2DS/New3DS/New3DS LL/New2DS LL)のシリーズ累計売上(セルイン、出荷)は、3月までに7250万台を突破。発売されたソフトラインナップは、ダウンロードソフトを含めて1,000以上に達しています。任天堂は、こうしたハードの普及規模と豊富なソフトウェアラインアップを活かし、ビジネスを継続していきます。

新作+定番で 3DS のビジネスを継続

すでに3DSを所有しているユーザーや、新たに本体を購入した新規ユーザーに対して、3DSシリーズの豊富なタイトルの魅力をしっかりと伝え、販売につなげていくことが重要であると任天堂・君島社長はコメント。任天堂では現在、そのための施策を研究しているのだそう。

3DSは発売予定の新作タイトルが減少していますが、定番ソフトと呼ばれるようなタイトルは長く売れ続け、ハード販売を下支えしています。2018年3月期は2011年発売の『マリオカート7』と2012年の『Newスーパーマリオブラザーズ2』がそれぞれ年度100万本を突破しました。

この2本は主に、北米でニンテンドー2DS本体に同梱されている効果が大きいわけですが、ミリオンに到達しなくとも、『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』や『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』『スーパーマリオメーカー』『スーパーマリオ 3Dランド』など複数のタイトルが50万本以上の売れ行きとなっています。

ニンテンドー3DS は、前期も当社が期待した通りの数量をお客様にご購⼊いただけました。

充実したソフトラインアップや本体価格を含めて、特に親御さんがお⼦様のためにお買い求めいただきやすいゲーム機として、当期もその需要は継続すると予想していますので、販売を継続していきます。

今後、据置型テレビゲーム機なのに持ち出せる Nintendo Switch が、「⼀家に⼀台」にとどまらず「⼀⼈に⼀台」にまで普及していけば状況は変わるかもしれませんが、Nintendo Switch は、数多くの親御さんにとってお⼦様全員分を短期間にお買い求めいただける価格ではありません。今後も当社は、お客様がどのような遊びをどのような価格で希望されているのかをしっかり把握しながら、その需要が続く限りニンテンドー3DS の販売を継続していきたいと思っていますし、現時点では、Nintendo Switch との棲み分けはできていると考えています。

via: 2017年度 第78期 (2018年3月期) 決算説明会 質疑応答 | 任天堂

君島社長は「需要が続く限りニンテンドー3DSの販売を継続していきたいと思っているし、現時点では Nintendo Switch との棲み分けはできていると考えている」とコメント。ニンテンドースイッチが従来の据置型ゲーム機のような “一家に一台” にとどまらず、“一人に一台” にまで普及していけば状況が変わるかもしれないけれど、スイッチがまだ3万円と子ども全員に買い与えるような価格でもないこともあって、今後もしばらくは 3DS のはたす役割があると考えているようです。

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