NPD グループから、2018年2月における、アメリカゲーム小売市場規模が報告。任天堂、ソニー、マイクロソフトの3社ともにハード売上が好調だったことや、『モンスターハンター:ワールド』の2か月連続1位、Nintendo Switch 効果などにより、前年同月比で23%増を達成しています。
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NPD:2018年2月の米ゲーム市場規模
ソフトウェア:『モンハンワールド』が2か月連続1位
ソフトウェア市場の売上高は、前年同月から横ばいの3億9700万ドルでした。月間1位は先月に引き続き『モンスターハンター:ワールド』が獲得。PS4 / Xbox One 双方のチャートで1位を維持しています。まだ2か月ですが、『モンハン:ワールド』は目下2018年の売上1位タイトル。この結果、カプコンが年初来のトップパブリッシャーとなっています。
Nintendo Switch の御三家『マリオカート8 デラックス』『スーパーマリオ オデッセイ』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』も引き続きトップ20内に残っています。任天堂は販売金額面において、2月のトップパブリッシャーでした。『マリオカート8 デラックス』は昨年の5月以来にスイッチソフトの1位に返り咲き。
新作では中世が舞台のオープンワールドRPG『Kingdom Come: Deliverance』が8位に入っています。スイッチでリマスターされた『ベヨネッタ2』は14位でした。
2018年2月 US チャート トップ20
- モンスターハンター:ワールド
- Call of Duty: WWII
- NBA 2K18
- ドラゴンボール ファイターズ
- Grand Theft Auto V
- ワンダと巨像
- UFC 3
- Kingdom Come: Deliverance
- マリオカート8 デラックス*
- スーパーマリオ オデッセイ*
- Tom Clancy’s Rainbow Six: Siege
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド*
- PlayerUnknown’s Battlegrounds**
- ベヨネッタ2*
- Madden NFL 18
- Assassin’s Creed: Origins
- FIFA 18**
- ソードアート・オンライン フェイタルバレット
- The Sims 4**
- Star Wars: Battlefront II
*デジタル販売分を含まず
**PCデジタル販売分を含まず
Xbox One
- モンスターハンター:ワールド
- PlayerUnknown’s Battlegrounds
- Call of Duty: WWII
- Kingdom Come: Deliverance
- NBA 2K18
- ドラゴンボール ファイターズ
- UFC 3
- Grand Theft Auto V
- Tom Clancy’s Rainbow Six: Siege
- Assassin’s Creed: Origins
PlayStation 4
- モンスターハンター:ワールド
- ワンダと巨像
- Call of Duty: WWII
- ドラゴンボール ファイターズ
- UFC 3
- NBA 2K18
- Grand Theft Auto V
- Kingdom Come: Deliverance
- Madden NFL 18
- Tom Clancy’s Rainbow Six: Siege
Nintendo Switch
- マリオカート8 デラックス
- スーパーマリオ オデッセイ
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
- ベヨネッタ2
- スプラトゥーン2
- ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX
- マリオ+ラビッツ キングダムバトル
- Elder Scrolls V: Skyrim
- ARMS
- ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
ニンテンドー3DS
- ポケットモンスター ウルトラサン
- ポケットモンスター ウルトラムーン
- ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー
- マリオカート7
- Minecraft: New Nintendo 3DS Edition
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
- マリオパーティ100 ミニゲームコレクション
- スーパーマリオメーカー for Nintendo 3DS
- カービィ バトルデラックス!
- スーパーマリオ 3Dランド
2018年のベストセラー トップ10
- モンスターハンター:ワールド
- ドラゴンボール ファイターズ
- Call of Duty: WWII
- Grand Theft Auto V
- PlayerUnknown’s Battlegrounds**
- NBA 2K18
- スーパーマリオ オデッセイ*
- マリオカート8 デラックス*
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド*
- UFC 3
過去12か月間のベストセラー トップ10
- Call of Duty: WWII
- NBA 2K18
- Destiny 2
- Madden NFL 18
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド*
- Grand Theft Auto V
- Star Wars: Battlefront II
- Tom Clancy’s Ghost Recon: Wildlands
- スーパーマリオ オデッセイ*
- マリオカート8 デラックス*
※任天堂ハードはパッケージ版のみ
ハードウェア、周辺機器・アクセサリー
ハードウェア市場は前年同月比55%増の3億1600万ドルでした。昨年2月にはまだ発売されていなかった Nintendo Switch の貢献があり、また今月のトップセラーハードの座を奪還した今世代機の王様 PlayStation 4 や、 Xbox One X の発売で勢いを取り戻した Xbox One も好調でした。売上の伸びはスイッチや Xbox One X によるものだと NPD は説明。
「Nintendo Switch は、過去最高の販売ペースを維持しています。市場に投入されてからの12か月で、Nintendo Switch 米国史上最高のインストールベースを達成しました」
周辺機器・アクセサリー市場も好調でした。前年同月比35%増となり、2月としては過去最高の2億8200万ドルを販売しました。中でも好調だったのはコントローラー部門で、前年同月比で46%増となっています。その他のヘッドセット/ヘッドホン、電源、メモリーカード、ケース等も二桁増の売れ行きを見せ、75%もの大幅減となったインタラクティブトイ(Toys-to-Life)の売上を相殺しています。
2018年2月の米ゲーム小売市場
- ハードウェア:3億1600万ドル(+119%)
- ソフトウェア(PC込):3億9700万ドル(–%)
- 周辺機器・アクセサリー:2億8200万ドル(+35%)
- 全体:9億9500万ドル(+23%)