【比較】『マリオカート8』がNintendo Switchで“デラックス”に、どこが変わった?Wii Uから進化したポイントまとめ 追加要素や変更点


マリオカート8 デラックス

 

2017年4月28日に発売の Nintendo Switch 用ソフト『マリオカート8 デラックス』。Wii U で発売された『マリオカート8』に新キャラクターやバトルコースなどを加えた文字通り “デラックス” な内容の『マリカ8』となっています。このページではデラックスになった新要素や『8』からの変更点をまとめています。

無印マリオカート8 とデラックスとの違い

88 DX
解像度720p1080p
フレームレート60fps60fps
プレイ人数1 – 4人
オンラインプレイ時:2 – 12人
1 – 4人
ローカル通信プレイ:2 – 8人
オンラインプレイ時:2 – 12人
キャラクター数30人
※有料DLCで+7名
42人
コース数32コース
有料DLC購入で+16コース
48コース
有料DLC購入で+48コース
バトルモード専用コースなし8コース
その他新アイテム
アイテム2個持ち
ハンドルアシスト
Nintendo Labo対応

マリオカート8 デラックス トレーラー

マリオカート8 デラックス とは:シリーズ最大ボリュームになった『8』の決定版

『マリオカート8 デラックス』は、2014年5月に発売された Wii U 用ソフト『マリオカート8』をベースに、新要素などを加えた決定版。

追加コンテンツがあらかじめ収録されているほか、『スプラトゥーン』など新しいキャラクターやコース、マシン、アイテムなど新要素や復活要素を加えた、シリーズ最大ボリュームのマリオカート。デラックスの名にふさわしいコンテンツ量となっています。

マリオカート8 について

『マリオカート8』は、Wii U 用ソフトとして2014年5月29日(海外:2014年5月30日)に発売された、アーケード版を除いた家庭用ゲーム機向け『マリオカート』シリーズの第8作目。2016年9月末時点で世界800万本を販売する、Wii U 最大のヒット作となりました。Wii U の普及台数が世界1336万台なので約6割の Wii U ユーザーがソフトを購入した計算になります。

シリーズ初めてナンバリングタイトルとなった『7』で導入された空中や水中の要素に加えて、『8』では『F-ZERO』シリーズ等でおなじみの “反重力” 要素が新たに搭載。反重力エリアの中では壁や天井など、通常では考えられないような場所も走行可能となり、その結果、今までにない大胆なデザインのコースが多数登場しました。この概念を端的に表しているのがタイトルロゴの『8』の部分で、メビウスの輪のように裏表が反転したコースを表現しています。

追加コンテンツ

『マリオカート8』では2つの有料追加コンテンツ「ゼルダの伝説パック」「どうぶつの森パック」(各3キャラクター、2カップ[8コース]、4マシンを収録)が配信。『ゼルダの伝説』からリンク、『どうぶつの森』からしずえとむらびとが操作キャラクターに加わったほか、追加コースには『エキサイトバイク』や『F-ZERO』モチーフのコースが登場するなど、マリオ以外からのキャラクター追加は話題となりました。

150cc を上回る 200cc が初解禁

また『マリオカート8』では、これまで最高ランクだった「150cc」を上回る「200cc」が発売後のアップデートで解禁。『マリオカート』としては異次元のスピードを体験できる新たな領域となりました。ただその分ハンドリングが難しく、マリカとしては珍しいブレーキを使った走行も求められます。

新要素1:新たなキャラクターが参戦

マリオカート8 デラックス - インクリング

『デラックス』では、過去シリーズで出演経験のある「クッパJr.」や「カロン」「キングテレサ」が復活。

また『スプラトゥーン』から「インクリング(ガール/ボーイ)」が新たに参戦。他シリーズからの参戦となりますが、いたずら好きなキャラクターだけあって、なんでもありなマリオカートに違和感なく溶け込んでいます。髪色・肌色も複数いくつか用意されています。

普段は「ナワバリバトル」に明け暮れるインクリングたちですが、こうしたアクションレーシングも、ひょっとするとイカ世界のどこかでは行われているのかもしれません。

追加コンテンツとして配信された『ゼルダの伝説』の「リンク」や『どうぶつの森』の「むらびと」「しずえ」も、デラックスではあらかじめ収録され、総勢40名以上を操作キャラとして使用可能。また一歩『マリオカート』が「任天堂オールスター」に近づきました。

新要素2:バトルモード専用コースが復活

マリオカート8 デラックス - バトルモード

Wii U 版『マリオカート8』のバトルモードは専用コースが用意されず、通常コースが流用。これが不満点の1つになっていました。

Switch の『マリオカート8 デラックス』では、過去作品のように専用コースで遊ぶ形に一新。

専用設計の新規コースが作成されただけでなく、『スーパーマリオカート』の「バトルコース1」や『マリオカート ダブルダッシュ!!』の「ルイージマンション」といった、過去作品からの復刻コースも含め8種類のバラエティあふれるコースが登場します。

5つのバトルルール

バトルモードでは、通常の「ふうせんバトル」を含めて5種類のルールが収録。

ふうせんバトル

「ふうせんバトル」は、相手に甲羅などアイテムをぶつけ、ふうせんを割り合うという『マリオカート』おなじみのルール。ダッシュキノコやスーパースター、ハネで体当りすると、ふうせんを奪い取ることもできます。

ドッカン!ボムへい

「ドッカン!ボムへい」の基本ルールは「ふうせんバトル」と同じですが、登場アイテムがボムへいのみ。10個までストックできるボムへいを投げ合う、コースのいたるところで爆発が起こる派手な展開が待っています。

あつめてコイン

「あつめてコイン」は制限時間内に集めたコインの枚数を競うルール。相手にアイテムをぶつけてコインを落としたり、ダッシュキノコで横取りしたりといったこともできます。

いただきシャイン

「いただきシャイン」はコース上にある “シャイン” を取って、一定時間逃げ切れば勝ちというルール。1つのシャインを奪い合う激しいバトルが繰り広げられます。

パックンVSスパイ

「パックンVSスパイ」は捕まえるチームと逃げるチームの2手に分かれて遊ぶルール。パックンチーム側は制限時間内にスパイチーム全員を捕まえると勝利。スパイチーム側は、1人でも最後まで逃げ切ると勝利となります。パックンチームに捕まったスパイはろうやに閉じ込められますが、ろうやの下にあるスイッチを押すと仲間を救出できます。

スパイチームは仲間をいつ救出しにいくか、逆にパックンチームはろうやをどう守り抜くか駆け引きが繰り広げられます。

新要素3:新アイテムの追加

マリオカート8 デラックス

新アイテムとして、「はね」と「テレサ」が復活。

はね

「はね」は使うと高くジャンプできるアイテム。バトルモード専用アイテムとして登場するようで、塀や壁を越えたり、甲羅を回避したりといった用途に使用できます。

テレサ

「テレサ」を使うとキャラクターとカートが半透明になって、障害物や攻撃アイテムを回避できるアイテム。またライバルが持っているアイテムをランダムに奪うことができます。

新要素4:アイテム2つ持ちが可能に

量的な増加だけでなくアイテムの2つ持ちも復活。獲得したアイテムをいつ、どこで使うのか。以前のような戦略を立てることが可能となりました。

新要素5 : 有料追加コンテンツ

「Nintendo Direct 2022.2.10」にて、有料追加コンテンツ『マリオカート8 デラックス コース追加パック』が発表。購入すると歴代コースが48コース追加され、シリーズ最大ボリュームがさらにボリューム増。48 + 48 コースを遊べるようになります。

画質の向上

『マリオカート8 デラックス』では画質も向上しました。

Wii U 版では解像度が720pでしたが、スイッチ版のデラックスでは、TVモードで遊ぶときは 1080p 解像度で表示されます(テーブルモードや携帯モードでは、ディスプレイの仕様上 720p 表示)。

デラックスではより美しくなった『マリオカート8』の世界を体験できます。

ハンドルアシスト機能

マリオカート8 デラックス - ハンドルアシスト機能

「ハンドルアシスト機能」という機能が新たに搭載。このシステムをオンにして遊ぶと、コースアウトすることなく走り続けることができるということです。ゲーム初心者や小さな子ども、200ccにチャレンジするときにもいいかもしれません。

新車両

マシンは3台が新たに追加。うち2つは『スプラトゥーン』モチーフのデザイン。

まとめ:デラックスになったマリオカート8 の決定版

『マリオカート8 デラックス』は、『マリオカート8』をベースに新要素が加わり、より遊びごたえのある白熱した対戦が可能になっただけでなく、対応ハードが Nintendo Switch になったことで様々なプレイスタイルが可能になったことが特徴。

TV画面の前だけでなく、本体を持ち寄って遊んだり、携帯モードで携帯機のように遊ぶこともできるようになりました。

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