【噂】『ゼルダの伝説』映画化で任天堂とユニバーサル、イルミネーションが交渉中


 

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が世界興行収入13億ドルを突破するなど大成功を収めている任天堂とユニバーサル、イルミネーションですが、映像方面の協業がマリオ 1 本では終わらないことが以前より示唆されています。現在新たに『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は3部作になるのでは?だとか、水面下で『ゼルダの伝説』映画化の交渉が大詰めを迎えているといった噂が出ています。

ゼルダの映画化交渉に関しては業界関係者の Jeff Sneider 氏がポッドキャスト「The Hot Mic」で言及したもの。マリオ映画の大ヒットを受け、任天堂とイルミネーションのタッグで贈るアニメーション映画の次の作品として『ゼルダの伝説』が選ばれ交渉が進められていると報じられています。ただしマリオ映画の成功を受けての契約交渉ということで、著名任天堂 IPに対する契約金が以前よりも高額になっているとか。

任天堂は以前より映像事業を単発ではなく継続的なビジネスにすると語っています。イルミネーションとの協業を続けていくこともその一環ですし、自前で制作していく体制も整えるため2022 年には映像コンテンツを継続的に制作することを目的としてダイナモピクチャーズを子会社化(後にニンテンドーピクチャーズへと商号を変更)。代表取締役フェローの宮本茂氏も、マリオ映画公開の際にメディアとのインタビューで “任天堂はタレント事務所のようなもの” と語り、マリオ以外にもタレントはいるとして、さらなる映像化へ意欲を示していました。

『ゼルダの伝説』シリーズ総合プロデューサーの青沼英二氏も海外メディアとのインタビューの中で、映画化に関心を寄せていることを明らかに。ただし、それを実現するためには自分の興味だけでは不十分であるとも。ディレクターの藤林秀麿氏はその際、ファンの声こそが本当に重要であるかもしれないと指摘しています。

『ゼルダの伝説』は多くの作品で力で世界を手中に収めようと目論むガノンドロフ、冒険の舞台となるハイラル王国のお姫様ゼルダ、そして世界を救うため、囚われの身になってしまうことの多いゼルダを救出するために冒険をする主人公リンクを中心に物語が描かれます。2017 年発売の『ブレス オブ ザ ワイルド』や 2023 年最新作『ティアーズ オブ ザ キングダム』のヒットでさらに人気が高まっていますが、映像化は実現するでしょうか。


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