任天堂は2022年7月14日、ダイナモピクチャーズを完全子会社化すると発表しました。
ダイナモピクチャーズは映像コンテンツの企画・制作会社。映画『アーヤと魔女』など多くのCGアニメーション制作に携わっているほか、任天堂ともかつてピクミンの短編アニメ集「PIKMIN Short Movies」で協業した経験があります。
またモーションキャプチャー撮影やVRコンテンツ開発なども行っており、任天堂のビジネスの中で、映像制作にとどまらないシナジー効果も期待できそうです。
任天堂はダイナモピクチャーズを子会社化する理由について、グループの映像コンテンツの企画・制作体制を強化するためだと説明。
また任天堂は株式取得を実行した後、任天堂 IP の映像コンテンツを継続的に制作することを目的として、ダイナモピクチャーズの商号を「ニンテンドーピクチャーズ株式会社」に変更する予定だとしています。
任天堂は現在スーパーマリオのCGアニメーション映画を、『ミニオンズ』シリーズなどで知られる米イルミネーションと共同で製作中。映像分野はテーマパークやマーチャンダイズ(商品)、モバイルと同様に任天堂 IP に触れるきっかけのひとつと捉えていて、マリオ以外にも複数の企画が動いていることを明らかにしています。
任天堂は以前も、映像分野に関すると思われる、複数の新会社を立ち上げたことが報じられていました。水面下では積極的な投資を続けているようです。